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掲載:2023年08月18日 更新:2024年02月06日

ガレージはどう選ぶ?選ぶときの注意点やおすすめガレージを紹介!

ガレージ
駐車スペースを検討するにあたり、カーポートやガレージの設置を視野に入れている方もいるでしょう。ただ、カーポートとガレージの違いを正確にはわからず、どれを選べばいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事では、ガレージとはどういったものなのかに加え、ガレージを設置するメリット、デメリットを解説します。さらに、ガレージを選ぶときの注意点や、おしゃれなデザインのおすすめガレージも併せて、紹介します。




1.ガレージとは


ガレージ

ガレージとは、壁や天井に囲まれた車庫のことです。一般的には車やバイク、自転車などを保管するときに使用しますが、雨風を防げる倉庫としても活用されることも多いでしょう。
手動または電動のシャッターがついているので、自由に開閉できるのがガレージの特徴です。


2.ガレージとカーポートの違い


ガレージ

ガレージだけでなく、カーポートも検討している方が多いでしょう。ガレージは天井や壁に完全に覆われており、外気に触れない設計になっているのに対し、カーポートは屋根だけがついている設計です。
ガレージの場合は雨や風の影響を受けませんが、カーポートは壁が設置されていないので、横から雨が当たってしまう可能性があります。


3.ガレージのメリット


ガレージ

天井と壁に覆われているガレージには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、ガレージのメリットを詳しく紹介見ていきましょう。

防犯性が高い


ガレージの最大のメリットともいえるのが防犯性の高さです。四方を完全にふさいでいるで、外からガレージの中が見えない構造になっています。
さらに、シャッターには鍵がついているので、カーポートよりもセキュリティ性が高いのがメリットといえるでしょう。
また、アラームや防犯カメラなどを併設することで、より強固なセキュリティになります。

雨風を完全に防げる


カーポートの場合、屋根があるので、ほとんどの雨や雪を防ぐことが可能です。しかし、一般的なカーポートには壁がついていないので、横風が吹いたときは、雨や雪がカーポート内に入り込んでしまいます。

一方、ガレージであれば、天井、壁の四方を完全に覆っていることから、風が吹いても雨や雪がガレージ内に入り込むことはありません。仮に台風や強風で飛来物が飛んできても、ガレージが車を守ってくれるでしょう。

車の作業ができる


ガレージは室内と同じような使い方ができます。ガレージ内に電気コンセントやエアーコンプレッサーをつけられます。
車が好きな方であれば、ガレージ内で車のメンテナンスやタイヤ、部品の交換ができ、いつでも自由に愛車に触れることができます。


4.ガレージのデメリット


ガレージ

ガレージにはさまざまなメリットがありますが、設置を検討するうえではデメリットについても理解しておく必要があります。
ここでは、ガレージのデメリットを詳しく見ていきましょう。

設置費用が高い


ガレージは青空駐車スペースやカーポートと比べると、設置費用が高いのがデメリットです。
ガレージ本体代が高額になるケースがあるのはもちろん、工事費用が高くなることがあり、カーポートと比べると想像以上に高く感じてしまうでしょう。

ガレージは四方に壁がある「建物」と認識されており、倒壊しないように基礎からしっかりと作り上げることが大切です。そのため、どうしても工事費用が高くなってしまうのです。
雨風に強いガレージとはいえ、施工が不十分であったり、基礎がしっかりと作られていなかったりすると、台風で飛ばされたり、地震による倒壊リスクが高まってしまったりします。 頑丈なガレージを建てるためにも、カーポートよりも高い施工費用は覚悟しておいたほうがいいでしょう。

建築確認申請が必要


建築基準法第6条において、ガレージの建築にあたり確認申請が必要と定められています。一般的には延べ床面積が10㎡以下であれば、確認申請が不要な場合もありますが、ガレージの大きさを10㎡以下にすることは難しく、ほとんどのケースで確認申請が必要です。

通常、施工店が建築確認申請を行ってくれますが、申請に際して費用がかかるのが一般的です。


5. ガレージを選ぶときの注意点


ガレージ

ガレージがあると、雨風から車を守ることができ、自転車やバイク、そのほかアウトドアグッズなども収納できるといった恩恵を受けられるでしょう。

ただ、ガレージにはさまざまな種類があり、自身の希望や用途に合ったものを選ぶことが大切です。ここでは、ガレージを選ぶときの3つの注意点を詳しく紹介します。

収納台数


ガレージを選ぶときは、何台の車を収納したいかを決めましょう。ひとえにガレージといっても、商品によって対応している収納台数が異なります。あらかじめ何台収納するかが決まっているときは、それに合ったガレージを選びましょう。

また、今後増車する予定がある場合や、車以外にもバイクや自転車、アウトドアグッズなどを収納したい場合は、余裕のある広さのガレージを選ぶことがポイントです。

シャッターの形式


ガレージには、手動または電動のシャッターがついています。
電動のほうが手動よりも価格が高くなりますが、自宅の中や、車内からシャッターを開けられるなど、利便性の高さを理由に電動シャッターを選ぶ方が多いでしょう。

天井高


ガレージは天井も覆われているので、雨や風をしっかりと防げるのがメリットです。
しかし、天井高が低い場合、車の種類によってはガレージ内に駐車できなかったり、車のルーフ(天井)とガレージの天井との間がほとんどなく、駐車するときにヒヤヒヤしたりすることも少なくありません。

現在所有している車の高さに合わせるというよりは、ある程度余裕を持った高さのガレージを選ぶのがポイントです。


6.おしゃれなデザインのガレージ


ガレージに興味はあるものの、実際のガレージを見たことがなく、どのような仕上がりになるのかイメージがつかない方もいるでしょう。 また、トタンでできた簡易的な倉庫をイメージしており、もっとおしゃれなガレージがないのか疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。

ここでは、おしゃれなデザインのおすすめガレージを見ていきましょう。

株式会社カクイチ | HHD広々スペースハウス



株式会社カクイチのHHD広々スペースハウスは、切妻屋根風のデザインが特徴です。
広々とした内部空間は、最大奥行11.5mまで対応しています。シックな色合いにより、まるで海外のガレージハウスのような見た目に仕上がっています。


まとめ


駐車スペースを検討するにあたり、ガレージにするか、カーポートにするか悩んでいる方もいるでしょう。ガレージは、天井や壁で四方をカバーするので、車を雨や風から完全に守ることができます。
施工費用はカーポートよりも高くなることが多いですが、大切な車を守れることに加え、バイクや自転車、アウトドアグッズの収納場所としても活用できます。

建材ナビでは、ガレージやシャッターを含むさまざまな建材の情報を紹介しています。ガレージを検討している方は、ぜひ参考にしてください。



著者(岡本 修)プロフィール

フリーライター・編集者として活動。 大手メディアサイトやハウスメーカー、工務店のコラム記事を担当。







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