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掲載:2023年10月12日 更新:2023年10月12日

窓ガラスにフィルムを貼る?種類やメリット、デメリットを解説

近年、インテリアのデザインを変えるためや、プライバシーを確保するために、窓ガラスにフィルムを貼ることが注目を集めています。窓ガラスに貼るフィルムには、さまざまな種類があるので希望に合ったものを貼り付けることで、大規模なリフォームが必要なく見た目をガラッと変えたり機能性を確保できたりするでしょう。

そこで、今回は「窓ガラスにフィルムを貼る?」をテーマに、フィルムの種類や、メリット、デメリットをご紹介します。


1.窓ガラスに貼るフィルムとは?

模様が入ったフィルムを窓ガラスに貼り付けることで、室内の印象を大きく変えることができます。さらに、半透明のフィルムを貼り付ければ、外からの視線を遮ることができ、プライバシーを確保できるでしょう。

窓ガラスのフィルムは、大規模なリフォームを行うことなく手軽に見た目や機能性を変えられることから近年注目を集めています。

2.窓ガラスに貼るフィルムにはどんな種類がある?

ひとえに窓ガラス用のフィルムといっても、さまざまな種類がありどれを選ぶかによって見た目や機能が大きく変わります。また、はじめて窓ガラスにフィルムを貼る方は、どれを選べばいいのかわからない場合もあるでしょう。

ここでは、窓ガラス用のフィルムにはどのような種類があるのか詳しく解説します。

装飾フィルム

インテリアのイメージをガラッと変えられるのが装飾フィルムです。さまざまな種類のデザインや模様、色のフィルムがあり、フィルムを貼り付けることで手軽にインテリアを変えられます。例えば、モノトーン系のフィルムを選ぶことで高級感のあるシックな雰囲気に仕上がります。

また、色合い豊かなフィルムを選択すれば鮮やかでカラフルな印象になるでしょう。

調光フィルム

窓ガラス用のフィルムには調光フィルムというものがあり、室内の明るさをコントロールできたり外からの視界を遮断できたりします。
調光フィルムの中でも、機能性フィルムシートは、透明と白濁をコントロールすることができ、普段は明るい透明ガラスにしておき、会議や打ち合わせなどはボタン操作ひとつで白濁色に変更できます。

窓用のフィルムなので、フラットな面のみならず、湾曲しているガラスにも使用可能です。

液晶フィルム

液晶フィルムは、電気の力を使って透明にしたり表面を曇らせたりすることができます。また、映像を投影できるので、窓ガラスをスクリーンとして使用できるなど、さまざまな活用方法があります。

また、液晶フィルムに投射した画像や動画は、屋外からを見ることができるので、工夫次第でいろいろな用途に使えるでしょう。

飛散防止フィルム

飛散防止フィルムを貼っておくことで、災害などで窓ガラスが割れたとしても、破片が飛び散りにくくなります。
オフィスや商業施設はもちろん、家庭用としても使用できるので安全対策の一環として採用するのがおすすめです。

遮熱フィルム

遮熱フィルムは、熱線を反射させる効果があり日射が強い夏場であっても高い遮熱効果を期待できます。さらに、フィルム自体は透明なので採光性を失わず、十分な明るさを室内に採り入れることが可能です。

なお、商品によっては、99%以上の紫外線をカットするフィルムがあったり、断熱効果のあるフィルムがあったりするので、用途に合わせて最適な遮熱フィルムを選びましょう。

3.窓ガラスにフィルムを貼るメリットとは

窓ガラス用のフィルムには、たくさんの種類があることに加えさまざまなメリットがあります。
ここでは、窓ガラスにフィルムを貼ることでどのような恩恵を受けられるのか詳しく見ていきましょう。

予算を抑えて環境を変えられる

通常、インテリアのデザインを変えたり遮熱効果のある窓ガラスに変更したりするには、大がかりなリフォームが必要になり高額なお金がかかってしまいます。
しかし、フィルムの場合は窓ガラスに貼り付けるだけで、見た目はもちろん機能性を変えられるので、予算を抑えて気軽に環境を変えられるのがメリットです。昨今は、カラーバリエーションに富んだフィルムも多くあり、デザイン性も重視できます。

プライバシー保護ができる

プライバシーを確保できるのも窓ガラス用のフィルムのメリットといえるでしょう。たとえば、調光フィルムを使えばスイッチで簡単に透明ガラスからプライバシーガラスへと変更することができ外部からの視線を遮断できます。

ボタン操作だけでオンオフができるので、用途に合わせて透明とプライバシーを使い分けることが可能です。

遮熱効果を得られる

遮熱効果を得られるのもフィルムの特徴といえるでしょう。遮熱フィルムの中でも、リフレシャインは採光性を失うことなく、紫外線を99%以上もカットできます。

さらに、暑さが厳しい夏場は遮熱効果、寒さが厳しい冬場は断熱機能が働くので、冷暖房効率が高まることから光熱費の節約にもつながるでしょう。

4.窓ガラスに貼るフィルムを選ぶときのポイント

窓ガラス用のフィルムには、プライバシーの確保や遮熱効果などさまざまなメリットがあります。
ただし、実際にフィルムの貼り付けを検討していくにあたり注意しておきたいポイントも確認しておいたほうがいいでしょう。

ここでは、窓ガラスに貼るフィルムを選ぶときに特に注目したいポイントを解説します。

フィルムの特性を理解する

窓ガラス用のフィルムには、さまざまな種類があるのでどれを選ぶかが重要です。
とはいえ、フィルムごとの特徴や特性を理解していなければどれを選べばいいかわからないでしょう。

そのため、フィルム選びを進めるにあたりそれぞれの特性をしっかりと確認しておくことが大切です。

目的に合ったフィルムを選ぶ

フィルムによって特性や機能が異なるので「本当にこの機能は必要?」「こういった効果があったら嬉しい!」など目的に合わせてフィルムを選ぶことが大切です。

例えば、プライバシーを確保したいときに飛散防止フィルムを貼っても期待している効果は得られません。さらに、遮熱効果を優先させたい場合に、液晶フィルムを貼っても効果は薄いでしょう。
プライバシーを確保したいときは調光フィルムや液晶フィルム、遮熱効果を上げたいときは遮熱フィルムといったように目的に合わせてフィルムを選ぶことがポイントです。

まとめ

今回は「窓ガラスにフィルムを貼る?」をテーマにさまざまなフィルムを紹介しました。さらに、窓ガラスにフィルムを貼ることでどのような効果を期待できるのか、そしてフィルムを選ぶときに注意したいポイントも併せて解説しました。

窓ガラス用のフィルムにはさまざまな種類があります。種類によって、期待できる効果が異なるので希望や目的に合ったフィルムを選びましょう。





著者(岡本 修)プロフィール

フリーライター・編集者として活動。
大手メディアサイトやハウスメーカー、工務店のコラム記事を担当。







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