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建築家インタビュー
  • 掲載:2015年12月06日 更新:2024年12月06日

良い建物というのは施主様との共同作業で創り上げるものだと思っています。
富谷洋介建築設計

富谷洋介建築設計
富谷洋介建築設計
富谷 洋介(YOSUKE TOMIYA)
一級建築士
〒001-0925
北海道札幌市北区新川5条16丁目4-8
TEL:011-765-7278
FAX:011-765-7278

建物づくりはすべてが唯一で一生に一度の出来事です。いくつかしかない既存のメニューの中から選ぶだけでよいと思いますか?人それぞれに個性があるように、建物もそれぞれに違ってよいはずです。
わたしたちはメニューのないレストランのように施主様一人ひとりの個性を映し出した、その人のためだけの空間を考えます。

経歴
1980年 札幌市生まれ
2004年 北海学園大学工学部建築学科卒
2004~2013年 遠藤建築アトリエに勤務、多数の建築のデザイン設計・監理を行う。
2013年 富谷洋介建築設計 設立

受賞歴
2004年 北海道建築設計事務所協会 第29回北の住まい住宅設計コンペ 奨励賞
2005年 北海道建築設計事務所協会 第30回北の住まい住宅設計コンペ 最優秀賞
2007年 北海道建築設計事務所協会 第32回北の住まい住宅設計コンペ 奨励賞
2009年 空想生活 日産自動車主催空想くるま2ND デザインコンペ「仲間と遊ぶくるま」部門第2位入賞 /同コンペ 審査員特別賞受賞
2010年 第2回JIA「テスクチャレンジ設計コンペ」優秀賞


人が時を過ごす場所とは…

住宅を中心とし医療福祉施設、また店舗のインテリアなどを得意な分野としています。
新築に限らず、リフォーム・リノベーションなどに対応が可能です。人が存在し時を過ごす場所は、
動物としての五感が本能から快適だと感じる場所であるべきだと考えており、一つ一つ繰り返し反芻し、丁寧に設計しています。



偏らず、様々な角度からバランスの良い住まいを考える。

空間や使い心地というのはもちろんなのですが、近年特に増えてきた要望は「暖かく、省エネルギーな住まいを」というものです。
私が主な設計エリアとしているのは寒冷地なので特にですが、近年の電気料金の値上げ、化石燃料の値上げや将来性といった外的要因はもちろんありますが、寒冷地での住宅環境の研究が進み、より快適な住環境の実現が可能となってきた事も情報として広がり一般化しつつあります。ゼロエネルギーで暮らせる空間が理想ですが、求められるコストの中で、どのように合理的にバランスよく、より外部環境に左右されづらい内部の快適環境を設計できるかが重要になって来ています。


良い建物というのは共同作業で創り上げるもの。

設計者は「お任せ」してくれる案件が一番やりがいがあるのでは?と思われがちですが、最も出来上がってお施主様が満足し、私たちも満足してお引渡しできるのは、先入観を持たずお施主様と設計者が互いに素直に意見を伝え合い、より良くなる事を楽しみながら考え上げ・創り上げた建築が最も違和感なく互いに納得して出来上がるものになると感じています。
そういった意味では、良い建物というのはどちらかの一方通行ではなく共同作業で創り上げるものだと思っています。


家を建てるパートナーには、それぞれにメリット、デメリットがあります。

住宅雑誌や住宅展示場等にいきなり情報を求めるのではなく、まずは家を建てるにはどのような手法があるのかを知ってくださることが大事です。
家を建てるパートナーには、ハウスメーカー、工務店、そして設計事務所があります。それぞれにメリット、デメリットがあります。それぞれの家族に一番合う形をまず見つけてください。 そしてそこから望む住まいを思い描き、それを実現できる相手の情報を探し見つけましょう。順序を守って目的地に向かわないと、「担当者がいいから」「モデルハウスが良かったから」「安い気がするから」などと本来の目的「自分にとって最高に良い家」に関係のない条件に気持ちが揺らいでしまいます。


社会的な価値を生むためエンジニアリングが重要度を増していく。

住まいはコンパクトになり、より長寿命で、より省エネルギーでコストをかけずに快適な生活が得られることが求められると思います。
それには裏付けられた経験や記録、社会的なストックとしての価値を生むためエンジニアリングが重要度を増していくと考えられます。
私たち設計者はそういった社会的な価値の変容の中で「新しく建てる事」の意義をリフォームやリノベーションと共に同列で深く考え、社会の資産であり未来への資産となる、価値ある建物を設計していく責任を果たしていくことが求められるようになっていくと考えています。



施工事例






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