飫肥杉ウッドデッキ材「OB135」

従来の2x6材に相当する製品

飫肥杉ウッドデッキ材「OB135」は、従来の2x6材に相当する製品です。
弾力と粘り、それゆえショック耐性のある飫肥杉の特徴を生かし、35mmという厚みを設定することで充分な剛性と快適な歩行感を両立しています。
樹齢およそ40年と大きめのログを使用することで、耐候性成分がしっかりと定着した心材を余裕をもって製材でき、樹芯を含んだ場合でも樹齢10年以上の部分を多く含めることから強度・寸法安定性ともに良好な結果が期待できるほか、同じ面積の施工でも10%以上(40mm比)の材積を軽減できコスト削減にも貢献します。

飫肥杉の床は、その油分から足で荷重するとギュッとグリップが効くような感覚があります。
また針葉樹全体にいえることですが、夏の直射日光下でも表面温度が上がらず、たとえば住宅のリビングからそのまま気軽に外に出られるなど、生活の中で使い手に優しく感じられる魅力があります。
柔らかい材ですので、例えば靴を履いた状態での重歩行が計画される場所ですと表面や角が削れることがあます。(17年経過の施工事例)

設計・施工の際、大引きのピッチは芯々で910mmを最大限としてください。
注意点として、どのような環境下でも、木材本来の色味は経年変化で失われ、無塗装であれば銀白色へと変化していきます。
色の変化、収縮による変化などを穏やかにするため、施工時に浸透性木材保護塗料の使用を推奨します。
木材由来の油分が切り口や節から薄黒い液状に汚れを残す場合があります。
その他天然素材ゆえのあらゆる変化は起こり得るものとして、予めご了承ください。

<仕様>
ウッドデッキ床板、幕板などに適用
35mmx135mmx4,000mm(0.0189立米 /本)
すべて心材、節と樹芯を許容した材選別
中温度帯乾燥設備によるKD材
4面プレーナー、R面取り