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カーポートは必要?種類やメリット、デメリットを紹介!
外構計画を進めるうえで、カーポートを設置するかどうか悩む方もいるでしょう。駐車スペースは確保しているものの、本当にカーポートが必要なのか疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では、カーポートが必要な理由に加え、さまざまな種類のカーポートを紹介します。さらに、カーポートを設置するメリット、デメリットについても併せて、見ていきましょう。
そこで、本記事では、カーポートが必要な理由に加え、さまざまな種類のカーポートを紹介します。さらに、カーポートを設置するメリット、デメリットについても併せて、見ていきましょう。
1.カーポートとは
カーポートとは車を駐車する場所のことですが、建築業界においては、屋根付きの駐車場を意味しています。そのため、屋根がない青空駐車場はカーポートではなく、駐車場と呼ぶのが一般的です。
また、ガレージは天井や壁、シャッターに完全に覆われた車庫であるのに対し、カーポートは屋根や簡易的な雨よけがついています。ガレージのように壁やシャッターがついていないので、カーポート本体代だけでなく、施工費用を抑えられるのが特徴です。
また、ガレージは天井や壁、シャッターに完全に覆われた車庫であるのに対し、カーポートは屋根や簡易的な雨よけがついています。ガレージのように壁やシャッターがついていないので、カーポート本体代だけでなく、施工費用を抑えられるのが特徴です。
2.カーポートの種類
ひとえにカーポートといっても、大きく分けて5つの種類があります。ここでは、それぞれのカーポートの特徴を見ていきましょう。
片側支持タイプのカーポートには、屋根を支えるための柱が左右いずれかに設置されています。片側にしか支柱がないので、車の出し入れだけでなく、車の乗り降りもしやすいのが特徴です。
支柱が片側にしかないので、強度の問題から、1台用のカーポートとして採用されるケースが一般的でしょう。
ただ、商品によっては支柱が強化された片側支持タイプのカーポートがあり、2台駐車に対応しているものもあるので、条件に合わせて選ぶのがおすすめです。
両側支持タイプのカーポートは、両側に屋根を支えるための柱がついています。片側支持タイプよりも強度を確保できるので、2台、3台など複数台の駐車に対応しています。
片側支持タイプよりも柱の数が多いことに加え、柱を埋める作業が単純に2倍になることから、片側支持タイプよりも金額が高くなることが一般的です。
後方支持タイプのカーポートは、車両の後ろ側に支柱が設置される設計となっています。前方および左右に柱がないので、車の出し入れ、乗り入れが楽なのが特徴といえるでしょう。また、商品によっては、2台、3台に対応しているものもあるので、複数台所有している方にもぴったりのカーポートです。
ただし、十分な強度を確保するために、基礎を大きくする必要があり、工事費用が高くなるケースがあります。
Y合掌タイプのカーポートは、片側支持タイプのカーポートを連結させたカーポートであり、屋根を支えるための柱が中央に設置されて、左右外側に向かって屋根が広がります。
両側支持タイプや後方支持タイプよりも、構造がシンプルであることから、施工費用を抑えられるのが特徴です。また、片側支持タイプを採用したいものの、複数台用の駐車スペースを確保したい方にぴったりでしょう。
M合掌タイプのカーポートは、一見すると両側支持タイプのカーポートのように見えますが、実は片側支持タイプのカーポートを中央で連結させているカーポートなのです。
Y合掌タイプとの違いは屋根を支える柱の位置であり、カーポートの中央に柱が設置されるY合掌タイプに対し、M合掌は左右外側に支柱が設置されます。
片側支持タイプのカーポート
片側支持タイプのカーポートには、屋根を支えるための柱が左右いずれかに設置されています。片側にしか支柱がないので、車の出し入れだけでなく、車の乗り降りもしやすいのが特徴です。
支柱が片側にしかないので、強度の問題から、1台用のカーポートとして採用されるケースが一般的でしょう。
ただ、商品によっては支柱が強化された片側支持タイプのカーポートがあり、2台駐車に対応しているものもあるので、条件に合わせて選ぶのがおすすめです。
両側支持タイプのカーポート
両側支持タイプのカーポートは、両側に屋根を支えるための柱がついています。片側支持タイプよりも強度を確保できるので、2台、3台など複数台の駐車に対応しています。
片側支持タイプよりも柱の数が多いことに加え、柱を埋める作業が単純に2倍になることから、片側支持タイプよりも金額が高くなることが一般的です。
後方支持タイプのカーポート
後方支持タイプのカーポートは、車両の後ろ側に支柱が設置される設計となっています。前方および左右に柱がないので、車の出し入れ、乗り入れが楽なのが特徴といえるでしょう。また、商品によっては、2台、3台に対応しているものもあるので、複数台所有している方にもぴったりのカーポートです。
ただし、十分な強度を確保するために、基礎を大きくする必要があり、工事費用が高くなるケースがあります。
Y合掌タイプのカーポート
Y合掌タイプのカーポートは、片側支持タイプのカーポートを連結させたカーポートであり、屋根を支えるための柱が中央に設置されて、左右外側に向かって屋根が広がります。
両側支持タイプや後方支持タイプよりも、構造がシンプルであることから、施工費用を抑えられるのが特徴です。また、片側支持タイプを採用したいものの、複数台用の駐車スペースを確保したい方にぴったりでしょう。
M合掌タイプのカーポート
M合掌タイプのカーポートは、一見すると両側支持タイプのカーポートのように見えますが、実は片側支持タイプのカーポートを中央で連結させているカーポートなのです。
Y合掌タイプとの違いは屋根を支える柱の位置であり、カーポートの中央に柱が設置されるY合掌タイプに対し、M合掌は左右外側に支柱が設置されます。
3.カーポートが必要な理由
外構計画を進めるにあたり、カーポートを設置するかどうか悩まれている方もいるでしょう。
ここでは、カーポートが必要な理由を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
カーポートを設置することで、車を守ることが可能です。車は屋外で使用することを想定しているので、非常に強固な塗装がされています。そのため、外に置いていても簡単には車が劣化することはありません。
ただし、紫外線や酸性雨の影響は少なからずあり、経年によって塗装が色褪せたり、ワイパーなどの樹脂パーツが劣化してしまったりするケースがあります。
しかし、カーポートがあれば、車に雨が直接当たるのを防ぐことができます。さらに、紫外線をカットできるカーポートを選べば、塗装を保護できる役割もあるでしょう。
そのほか、台風や強風によって飛来物が飛んできたときに、直接車に当たるのを防げるのも魅力のひとつです。
カーポートを設置すれば、紫外線や酸性雨に加え、台風や強風などの自然災害から車を守ることが可能です。さらに、カーポートは車だけでなく、人も守ることができます。
たとえば、雨が降っている日に車の乗り降りをすると、カーポートがなければ雨に当たってしまいます。しかし、カーポートがあれば、雨を避けることができるので、雨に当たらずに車の乗降が可能です。
とくに小さなお子様がいるときや、チャイルドシートを使用している場合、どうしても車の乗り降りに時間がかかってしまいます。ただ、カーポートがあれば、雨に濡れず、ゆっくりと時間をかけられるので、焦らずに車の乗降ができます。
ここでは、カーポートが必要な理由を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
車を守るため
カーポートを設置することで、車を守ることが可能です。車は屋外で使用することを想定しているので、非常に強固な塗装がされています。そのため、外に置いていても簡単には車が劣化することはありません。
ただし、紫外線や酸性雨の影響は少なからずあり、経年によって塗装が色褪せたり、ワイパーなどの樹脂パーツが劣化してしまったりするケースがあります。
しかし、カーポートがあれば、車に雨が直接当たるのを防ぐことができます。さらに、紫外線をカットできるカーポートを選べば、塗装を保護できる役割もあるでしょう。
そのほか、台風や強風によって飛来物が飛んできたときに、直接車に当たるのを防げるのも魅力のひとつです。
人が雨に濡れないため
カーポートを設置すれば、紫外線や酸性雨に加え、台風や強風などの自然災害から車を守ることが可能です。さらに、カーポートは車だけでなく、人も守ることができます。
たとえば、雨が降っている日に車の乗り降りをすると、カーポートがなければ雨に当たってしまいます。しかし、カーポートがあれば、雨を避けることができるので、雨に当たらずに車の乗降が可能です。
とくに小さなお子様がいるときや、チャイルドシートを使用している場合、どうしても車の乗り降りに時間がかかってしまいます。ただ、カーポートがあれば、雨に濡れず、ゆっくりと時間をかけられるので、焦らずに車の乗降ができます。
4.カーポートを設置するメリット
ここでは、カーポートを設置する代表的な3つのメリットを見ていきましょう。
カーポートを設置することで、雨に濡れずに車の乗り降りができます。カーポートには屋根がついているので、車のドアを開けても車内に雨が入らず、荷物を出し入れするときも雨に濡れずに済みます。
また、玄関からカーポートまでの距離が短かったり、カーポートの屋根を玄関の庇とつなげたりすることで、駐車スペースへのアプローチにも屋根ができ、雨に濡れずに駐車スペースに向かうことができます。
カーポートには、UVカット機能が備わった屋根材を採用している商品があり、そういったカーポートを選べば、紫外線が車に当たりにくくなり、塗装の劣化を防げます。
さらに、雨が車に当たらないので、酸性雨による劣化も防げるでしょう。
カーポートの屋根材にはさまざまな種類がありますが、アルミ製の屋根材であれば日光を防げるので、車に光があたらず、車内温度の上昇を防げます。
さらに、ポリカーボネート製の屋根材であっても、透明度の低いものや紫外線吸収率が高い製品であれば、車内温度の上昇を抑えられるでしょう。
雨に濡れずに乗降できる
カーポートを設置することで、雨に濡れずに車の乗り降りができます。カーポートには屋根がついているので、車のドアを開けても車内に雨が入らず、荷物を出し入れするときも雨に濡れずに済みます。
また、玄関からカーポートまでの距離が短かったり、カーポートの屋根を玄関の庇とつなげたりすることで、駐車スペースへのアプローチにも屋根ができ、雨に濡れずに駐車スペースに向かうことができます。
車の色褪せを防げる
カーポートには、UVカット機能が備わった屋根材を採用している商品があり、そういったカーポートを選べば、紫外線が車に当たりにくくなり、塗装の劣化を防げます。
さらに、雨が車に当たらないので、酸性雨による劣化も防げるでしょう。
車内温度の上昇を防げる
カーポートの屋根材にはさまざまな種類がありますが、アルミ製の屋根材であれば日光を防げるので、車に光があたらず、車内温度の上昇を防げます。
さらに、ポリカーボネート製の屋根材であっても、透明度の低いものや紫外線吸収率が高い製品であれば、車内温度の上昇を抑えられるでしょう。
5. カーポートを設置するデメリット
一方、カーポートにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
カーポートを設置するには、カーポート本体代に加え、設置工事費がかかります。そのため、通常の青空駐車場に比べると、コストがかかってしまうのがデメリットといえるでしょう。
ただ、カーポートがあることで、車を保護できたり、乗降時に雨に濡れにくくなったりするなどの恩恵を受けられます。
カーポートにはさまざまな種類やデザインがあり、どの商品を選ぶかによって見た目が変わります。
逆をいえば、選ぶ商品によっては、外構の見た目が悪くなってしまうケースがあるのです。
とはいえ、昨今はデザイン性に優れた意匠性の高いカーポートも多くあるので、そういったカーポートを選べば、むしろデザイン性を高められるでしょう。
コストがかかる
カーポートを設置するには、カーポート本体代に加え、設置工事費がかかります。そのため、通常の青空駐車場に比べると、コストがかかってしまうのがデメリットといえるでしょう。
ただ、カーポートがあることで、車を保護できたり、乗降時に雨に濡れにくくなったりするなどの恩恵を受けられます。
外構デザインが悪くなることがある
カーポートにはさまざまな種類やデザインがあり、どの商品を選ぶかによって見た目が変わります。
逆をいえば、選ぶ商品によっては、外構の見た目が悪くなってしまうケースがあるのです。
とはいえ、昨今はデザイン性に優れた意匠性の高いカーポートも多くあるので、そういったカーポートを選べば、むしろデザイン性を高められるでしょう。
まとめ
外構計画を進めるにあたり、カーポートを設置するべきかどうか悩む方もいるでしょう。カーポートがあれば、紫外線や酸性雨による車の劣化を防げることに加え、乗降時に雨に濡れないといったメリットがあります。
建材ナビでは、カーポートを含むさまざまな建材の情報を発信しています。カーポートを選ぶときは、ぜひ参考にしてください。
建材ナビでは、カーポートを含むさまざまな建材の情報を発信しています。カーポートを選ぶときは、ぜひ参考にしてください。
著者(岡本 修)プロフィール
フリーライター・編集者として活動。
大手メディアサイトやハウスメーカー、工務店のコラム記事を担当。
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