- 掲載:2024年07月31日 更新:2024年11月07日
//= $nameTitle ?>さび止め塗料に「意匠性」という画期的なポテンシャルを加える
OSB(木材)とローバル製品の融合を体現した書道教室。ローバル製品をさび止めという選択肢ではなく仕上げ材として活用。
- ローバル株式会社
- 営業部
堀 守 -
〒573-0132
大阪府枚方市野村元町1-1
TEL : 072-894-7590 - https://www.roval.co.jp/
「100年企業」へのチャレンジ
私たちの事業コンセプトは常に新しいモノ作り・価値づくりに「チャレンジ」し、時代の流れに沿ってより良く「変化」していく事です。私たちはこれからも良いものはより良く、まだ世の中にないものは新しく創り続けていきます。このような取り組みを通じて、永続的に社会に貢献できる会社(100年企業)を実現させていきます。100年続ける企業ということはメーカーとしてその時代時代に必要な製品を開発することが重要と考えます。部署を問わずユーザーの課題に向き合い、素早く社内へ展開していける取り組みを続けていきます。
他に先駆けて開発された「水性ローバル」
また、製品を安定的・持続的に提供することを社会的責務と考え体制づくりを行っています。近年では世界的な資源の供給不安や原材料メーカー様の合理化による製造縮小などもあり、製品を安定的に供給することも容易ではなくなってきています。そのため社内外で情報交換を密に行い事前に危機を察知し対応することや国内外に製造拠点を持つなどのBCP対策も行っています。
近年では化学品によるリスクに対して規制・管理が厳しくなっていますが、弊社では時代に合わせた開発案件として、2012年に「水性ローバル」を先駆けて開発。有機ジンクリッチペイントとして初めて水性化を実現しました。
左:彩の調保育園南浦和 空 右:墨の家
効率的で働きやすい職場づくり
体制づくりの一環として、移転に伴い「オフィス委員会」を設立。社員が働く環境を自ら考えることで、効率的で働きやすい職場づくりを目的としています。取り組む中で部署間の垣根を超えた交流によりコミュニケーションも活性化。縦だけでなく他部署との横の繋がりを強化し、変化の激しい社会ニーズに迅速に対応することで、より永く社会に貢献できる企業を目指しています。
意匠として木材に採用されるさび止め塗料
ローバル製品は鉄などの金属面に使用することが基本です。鉄・亜鉛めっきに対するさび止め塗料ですから。しかし、意匠として室内の木材にも使用されることがあり驚きました。
創業当初より亜鉛めっき補修や亜鉛めっき改修に広く使用されています。主には亜鉛めっき業者様(めっき処理の後工程に使用)や土木や建築現場で亜鉛めっき鋼材の加工(溶接や切断)時に、亜鉛めっきの機能補完を目的にご使用いただいています。特に近年は独特な亜鉛の塗膜から建築意匠用途でも多くご採用いただいています。
従来、ローバルは塗膜に96%含まれる亜鉛の特性を活かしたさび止め塗料として、溶融亜鉛めっきと同等のさび止め効果を持ち、亜鉛めっきの補修として広く使用されてきました。その塗膜は亜鉛の特性上、経年とともに色が変化するため、社内ではその点がウィークポイントと考えられていました。塗料といえば色が変わらないことが一般的なためです。ところが、建築士の方から「塗膜が変化するからおもしろい」、「塗料ではなく、塗ることができる自然由来の素材」と評価され意匠性を目的に使用されることが増え、まさに「目からウロコ」。衝撃を受けました。
「塗る亜鉛テクスチャー」をツールラックに使用
新たな分野への挑戦「塗る亜鉛テクスチャー」
企業として成長していくためには新たな分野の開拓も重要と考えます。
例えばローバルは意匠分野で採用されていますが基本は金属面へ塗装しなければならないなど、用途が限定的になりがちです。
より意匠分野で採用されるような施策や製品開発が必要と考えていました。そこでより意匠性を高めた製品「塗る亜鉛テクスチャー」を開発中です。この製品は塗り方により多様な模様をつけることができ、使用する刷毛やローラーの種類によっても全く違う質感に仕上げることができます。これはローバルの醍醐味である金属素材が含まれるからこそ奥行きのある独創的な模様を表現できます。また、金属面だけでなく石膏ボートや木材に適用でき、水性タイプのためニオイもなく安全に使用できます。室内の壁面など広範囲に使用したり、門扉やファサードなどの建材にも使用することでアクセントを加えることができます。
このように新規分野に対してもローバルならではの特性を活かした提案を行っていきたいです。
WGP(スポーツバイク専門駐輪場)
石膏ボードで区分けした個室や壁面に「塗る亜鉛テクスチャー」を塗装することで鋼板のような重厚感を演出。