インクルーシブ遊具

コンパン社のインクルーシブ遊具

1969年デンマークで設立されたコンパン社は、世界ではじめて子どもやあそびについての調査・研究をもとに、大型遊具を開発したメーカーです。専用の研究機関を持ち、子どもを取り巻く環境やあそびを調査・研究し、子どものあそびの欲求や発達段階に即して遊具を開発しています。
国連障がい者権利条約第2条定義によると、ユニバーサルデザインとは、「調整または特別な場設計を必要とすることなく、最大限可能な範囲ですべての人が使用することのできる製品、環境、計画及びサービスの設計」を意味します。コンパン社の遊具は、障がいの有無に関わらず、誰もが同じ場でやってみたいあそびを体験して共に遊ぶことができる、インクルーシブなあそび場のづくりにも使用されています。

■ティピ・カルーセル
上部にフレームがあり土台が広々としているため、さまざまな体勢を支えることができるインクルーシブ性が高い遊具です。回転させながら、子どもも大人も座ったり、横になったり、立って使用することができます。補助器具からも移動しやすい座面の高さになっています。

■プレイ・パネル
年齢や身長、能力の異なるさまざまな子どもたちが一人で、または仲間と一緒に遊べるパネルです。低い位置であそびが楽しめるようになっているので、補助具や車いすを使用している子どもも遊具に近づき、自分自身であそびを体験することができます。両面に音・触感・動きなどを確かめられるしかけがあり、子どもたちはあそびのなかで発見やコミュニケーションを楽しみながら遊べます。

■お庭のシーソー
さまざまな乗り方で、複数人で同時に揺れを楽しむことができるシーソーです。
両端のベンチに座ることはもちろん、中央部の広いパネル部分は立つ・寝る状態で乗ることができるので、自分が心地よいと感じる乗り方で皆と一緒に揺れを楽しむことができます。