水のチカラが拡げる、可能性。
JSS工法とは、超高圧ウォータージェットで、コンクリート表面の脆弱部の除去・洗浄や既存外壁の塗膜等の剥離・除去・洗浄を安全に効率的にできるコンクリート表面の下地処理工法です。
【特徴】
従来の高圧洗浄や酸洗い、サンドブラスト、サンダー掛けに代わり150Mpaという超高圧のウォータージェットに回転ノズルを使用した工法で、以下の特徴があります。
● MCR工法やサンダー掛け等の処理工法と比べ、簡便で取り扱いが容易である。
● 粉塵や廃棄物がほとんど発生しないクリーンな工法である。
● 超高圧にかかわらず水の使用量(タービンガン1台あたり5リットル/分)が少ないため、作業員への反力が小さく安全性に優れている。
● 噴射距離が短いため噴射音(1M地点の室内で60~65ホーン程度)が小さい。
● 噴射された水が霧状になるため、特別な場合以外ほとんど養生の必要がない。
● 健全な下地を傷めず、付着物を剥離・除去できる。
● 変色や変質を起こすことなく、仕上げ面の洗浄ができる。
◆建築物のライフサイクルをより長く!!
超高層ビルをはじめ、マンション・公共施設、一般住宅までその外壁に耐久性や美観などの点からタイルなどを用いることが多くなっています。しかし美しい外観という一方で、常時外部環境にさらされることなどから剥落などの事故につながる危険もあり、その安全性に十分な配慮が必要となります。そのカギを握るのは、施工時の下地処理といっても過言ではありません。
工法による下地処理を行った建築物の外壁は、耐久性が他の工法に比べ格段に高くなることが実証されており、設計段階からJSS工法を導入するケースが多くなっています。また、国土交通省大臣官房官庁営繕部監修の建築工事共通仕様書にも掲載されている優れた技術なのです。
◆健全な下地は傷めず、脆弱部を完全に除去処理します。
新世紀。環境問題という視点から下地処理を考える必要もますます高まってきます。空気の汚染が進み、建築物も予想を越える速さで傷んできます。中でも外壁塗膜の痛みは激しく、それに対応したリフォーム・リニューアル工事が不可欠です。この工事の良否を決める一番重要な作業も既存塗膜除去を含んだ下地処理なのです。
従来この下地処理には電動工具や手工具を用いた物理的方法や、剥離剤による化学的な方法が採用されてきましたが、環境問題がさらに重視されていく今後は採用しづらくなっていくでしょう。粉塵・薬剤公害を起こさない、環境にやさしいJSS工法は、これらの問題点をすべてクリアしています。また、自由に下地処理の程度を調整できるだけでなく、健全な下地は傷めず、脆弱部を完全に除去処理することができるという他の工法では実現が難しい数々の特長を併せ持っています。
◆社会的インフラも補修・維持管理を必要としています。
リフォーム・リニューアルを必要としているのはビル・一般住宅などの建築物だけではありません。道路、鉄道、そして上下水道など、いわば社会的インフラといえる様々な構造物もその例外ではありません。JSS工法はすでに日本道路公団やJR各社にも導入された実績があり、上下水道など水処理系施設にも積極的に導入されています。
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