この質問は解決済です。
2010-10-14 20:25:15
建築の法規について
ふーた さん
建築の法規やルールに関して、現在起こっている問題点、また個人の意見(建築の法規はこうあるべきだ!!)などあったら是非教えてください。
私は高校生で建築の法規の現状について調べているのですが、実際の建築家の声をお聞きしたいと思い、質問しました。
よろしくお願いします。
私は高校生で建築の法規の現状について調べているのですが、実際の建築家の声をお聞きしたいと思い、質問しました。
よろしくお願いします。
回答
回答数
3
【回答1】
田舎人 さん
私は、小さな町で細々と35年以上設計事務所を営んでいるもので、とても建築家と呼んでいただけるような者では有りません。そんな私ですが、建築法規に関する意見を書いてみます。
建築法規には、集団規定と単体規定があります。単体規定はそれなりに意味があると考えますが、集団規定にはそれ程意味があるとは思いません。特に、都市計画上の用途地域などは、職住分離が大前提になっていますが、職と住が一体にすることが今求められており、町に魅力が無くなってきたのは、職住分離にあるとさえ言われております。特に、最近叫ばれているコンパクトシティーとは正反対の考え方だと思っています。
建築法規には、集団規定と単体規定があります。単体規定はそれなりに意味があると考えますが、集団規定にはそれ程意味があるとは思いません。特に、都市計画上の用途地域などは、職住分離が大前提になっていますが、職と住が一体にすることが今求められており、町に魅力が無くなってきたのは、職住分離にあるとさえ言われております。特に、最近叫ばれているコンパクトシティーとは正反対の考え方だと思っています。
【回答2】
ふーた さん
ご丁寧にありがとうございました。
参考にさせてもらいます。
職住分離という言葉を初めて知りました。
職住分離がまちの魅力の低下につながるというのはなにか理由があるんですか?
参考にさせてもらいます。
職住分離という言葉を初めて知りました。
職住分離がまちの魅力の低下につながるというのはなにか理由があるんですか?
【回答3】
田舎人 さん
職住分離という考え方は、18世紀の産業革命によって、工場周辺に人口が密集することを防ぐ為に考えられた手法ですが、これが都市の中心部に住まうよりも郊外に住むほうがより人間的な生活ができるという考え方に変わり、建築基準法の集団規定もその方向で組み立てられているのです。
従って、町の中で生活する人が少なくなり、郊外の住宅地に住む人が多くなって、商店街が疲弊していったと思うのです。一方、郊外の住宅地に人が増えてきたので、全国一律の郊外店が増えて、変わり映えのしない町が増えることになり、まちの魅力の低下に繋がっていると考えます。
従って、町の中で生活する人が少なくなり、郊外の住宅地に住む人が多くなって、商店街が疲弊していったと思うのです。一方、郊外の住宅地に人が増えてきたので、全国一律の郊外店が増えて、変わり映えのしない町が増えることになり、まちの魅力の低下に繋がっていると考えます。