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建築何でもQ&Aチャンネル

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2010-11-17 12:12:30
◆4間スパンのリビングの軸組の設計について
まきお さん
老人福祉施設で平屋建の建築物の設計をしています。
規模は300㎡程度で、スパンが4間のLDKを挟んで4~5戸ずつ居室を配置する予定なのですが、リビング空間に柱を作らないで、在来工法で設計可能かどうか判断がつきません・・
大断面集成材を使用すれば可能ということはなんとなく分かってはいるのですが、おそらく在来工法と較べてコストがかなり違ってくるのでは・・と思っており、在来工法でも可能かどうかもしご判断できる方いらしたら教えて頂けないでしょうか?
回答
回答数
3
【回答1】
若林工務店 さん
最近、この方法を用いる設計や施工を聞かなくなりました。プレカットが主流になり、本当の大工が皆無になりつつあると言う寂しい現実があると思います。予断でしたが知って欲しい建築界の現実です。
在来工法でも可能です。
屋根の形は限定されますが、合掌のトラス工法を用いれば、可能です。
詳細知りたいときはホームページ等から個別にお問い合わせいただいてもお答えできると思います。
【回答2】
かあやん さん
北海道の帯広でアーバンハウス(設計事務所)の代表の小野寺です。集成材を使わない方法で 私達の考えたスケルトンインフィル住宅の骨組みを構成する、コンポーズトラスで4間を飛ばす事は可能です。構造は在来工法です。この工法は国土交通省の採択事業で 今年2月に完成したものです。梁自体は 木組によるトラス梁です。内容は下記HPからダウンロード出来ます。トラスについては直接連絡下さい。詳しくお知らせいたします。
http://zoz.co.jp/tokachijutaku/
【回答3】
くま さん
コストの問題で集成材の大断面を採用しないとのことですが集成材と金物を使った工法でも別のメリットがあります。大断面の集成材を使用し構造計算をしっかり行うことで在来工法と比べると耐震壁を減らすことが出来ます。コスト的には一般的な在来工法より構造部材で坪単価で1万円程度(条件にもよりますが・・)上がります。全体のコストに占める割合はそれほど多くないようにも思えます。300㎡(90坪)であれば90万円のアップですね。そのかわり耐震壁が少ないことで将来の用途変更や間取りの変更が容易になり建物の利用価値が上がります。また、屋根形状も自由になり勾配屋根が造れたり、陸屋根による屋上利用も可能となります。丈夫な構造であることをアピ-ルすることも出来るのでは・・。参考にしてください。

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