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2011-01-23 08:13:38
建物の倒壊防御壁構築について
小鳥の巣箱 さん
田舎の生家に関する相談です。
築100年以上経っており、県道に面した木造建物(中央に入口あり:長さ約36m, 高さ4-4.5m、奥行き5-6m=昔の小学校の木造校舎のような構造です)の傷みが激しく、一部屋根が崩落しています。
地元の建築会社(工務店)に相談すると、「屋根が崩落している建物(入口に向かって左側)は取り払い更地に、入口に向かって右側の建物はまだ修復が可能で、修復すればあと何年かは大丈夫」という回答をもらいました。作業見積費は約200万円超。
ところが、昨年末帰省した際に、右側建物先端の屋根の一部が崩落しているのを発見。「他の部分に影響が及ぶのも時間の問題では」という感じになりました。おそらく通常ならば、「建物を壊し、更地にするのが一番手っ取り早い措置」ということになるのでしょうが、他に上手な解決方法はないものかと思案しているところです。
その理由の一つは、解体するにしても費用が馬鹿にならないこと。田舎でも産廃廃棄処理料が結構高額で、おそらく建物全体の解体となるとそれだけで300-400万円くらい要すると予測されます。
もう一点は、この建物が母屋とその間にある庭を保護する役目もしていること。母屋は当該建物以上に年季の入った(年期の経った)ものですが、わりとがっしりと建てられており、あと20-30年は使用できそうで、先々年に3-4ヶ月間は暮らす予定にしています。県道に面する建物を取り除くと、直接、庭や母屋への侵入が可能、容易となり、長期不在期間が長い現状では極めて不用心となります。
そこで、①第一優先順位である県道側への建物の倒壊を防ぐこと、②建物崩壊後でも母屋と庭を防御できること-を兼ねる方法はないかと思い巡らすことに。当該建物については自然崩壊を見守るというものです。つまり県道への倒壊さえ防止できれば、あとは敷地内での問題なので、時間をかけて処理することが可能になるという考えです。隣接した場所に屋根瓦や柱、梁等を解体して保管する空地があるので、崩壊した物を随時取り除いて整理保管し、再利用できる古材もあるかとも考えています。
素人ながらに具体的に浮かんだのは、建物に沿って支柱を立て、その間を足場板(縦にボードとして使用)と単管パイプを組み合わせて壁代わりにするというアイデア(解体現場の足場組み様的なもの)。これは地元のホームセンターで、4m長の足場板(鋼製、単価:4,500円)、および単管パイプ(単価:1,500円、直径48.6×厚み1.8mm)が比較的安価で販売されているのを目にした際にわいてきたものです。要はあまり費用をかけなくて(希望予算50-60万円)、かつかなり丈夫なものを構築するという希望です。
壁全面をこれら(足場板、単管パイプ)でカバーするとなると、かなりの重量となり支柱への荷重がかかることが考えられ、極力最小限数に抑える。その際に、支柱にはどのような材料が適しているのか、例えば壁に使用予する単管パイプでも可能なのか、また支柱を固定する方法はどうすればよいのかを教授願いたいのです。あとこうした工事図の作成、施工はどこに頼めばよいのか。こちらの希望を伝えればやってもらえるものなのか。最初に相談して建設会社にこの案を伝えたのですが、返事なし。あまり売り上げ、利益にはつながらないということだと思われます(再交渉・問い合わせは行う予定です)。その前に他の専門家の方の意見・考えをうかがえればと思い投稿しました。
築100年以上経っており、県道に面した木造建物(中央に入口あり:長さ約36m, 高さ4-4.5m、奥行き5-6m=昔の小学校の木造校舎のような構造です)の傷みが激しく、一部屋根が崩落しています。
地元の建築会社(工務店)に相談すると、「屋根が崩落している建物(入口に向かって左側)は取り払い更地に、入口に向かって右側の建物はまだ修復が可能で、修復すればあと何年かは大丈夫」という回答をもらいました。作業見積費は約200万円超。
ところが、昨年末帰省した際に、右側建物先端の屋根の一部が崩落しているのを発見。「他の部分に影響が及ぶのも時間の問題では」という感じになりました。おそらく通常ならば、「建物を壊し、更地にするのが一番手っ取り早い措置」ということになるのでしょうが、他に上手な解決方法はないものかと思案しているところです。
その理由の一つは、解体するにしても費用が馬鹿にならないこと。田舎でも産廃廃棄処理料が結構高額で、おそらく建物全体の解体となるとそれだけで300-400万円くらい要すると予測されます。
もう一点は、この建物が母屋とその間にある庭を保護する役目もしていること。母屋は当該建物以上に年季の入った(年期の経った)ものですが、わりとがっしりと建てられており、あと20-30年は使用できそうで、先々年に3-4ヶ月間は暮らす予定にしています。県道に面する建物を取り除くと、直接、庭や母屋への侵入が可能、容易となり、長期不在期間が長い現状では極めて不用心となります。
そこで、①第一優先順位である県道側への建物の倒壊を防ぐこと、②建物崩壊後でも母屋と庭を防御できること-を兼ねる方法はないかと思い巡らすことに。当該建物については自然崩壊を見守るというものです。つまり県道への倒壊さえ防止できれば、あとは敷地内での問題なので、時間をかけて処理することが可能になるという考えです。隣接した場所に屋根瓦や柱、梁等を解体して保管する空地があるので、崩壊した物を随時取り除いて整理保管し、再利用できる古材もあるかとも考えています。
素人ながらに具体的に浮かんだのは、建物に沿って支柱を立て、その間を足場板(縦にボードとして使用)と単管パイプを組み合わせて壁代わりにするというアイデア(解体現場の足場組み様的なもの)。これは地元のホームセンターで、4m長の足場板(鋼製、単価:4,500円)、および単管パイプ(単価:1,500円、直径48.6×厚み1.8mm)が比較的安価で販売されているのを目にした際にわいてきたものです。要はあまり費用をかけなくて(希望予算50-60万円)、かつかなり丈夫なものを構築するという希望です。
壁全面をこれら(足場板、単管パイプ)でカバーするとなると、かなりの重量となり支柱への荷重がかかることが考えられ、極力最小限数に抑える。その際に、支柱にはどのような材料が適しているのか、例えば壁に使用予する単管パイプでも可能なのか、また支柱を固定する方法はどうすればよいのかを教授願いたいのです。あとこうした工事図の作成、施工はどこに頼めばよいのか。こちらの希望を伝えればやってもらえるものなのか。最初に相談して建設会社にこの案を伝えたのですが、返事なし。あまり売り上げ、利益にはつながらないということだと思われます(再交渉・問い合わせは行う予定です)。その前に他の専門家の方の意見・考えをうかがえればと思い投稿しました。
回答
回答数
2
【回答1】
雪だるま さん
自然崩壊とは、面白い(語弊がありますが)発想をしますね。
チョット、気になる事がいくつかあります。
まずは解体費ですが、60坪くらいの建物ですから、施工者を競争させれば、200万円を軽く切るくらいの工事費に納まる様な気がします。(その土地の相場にもよりますが)
解体材を敷地内で再利用すると言う事であれば、処分費もかかりませんので、さらにコストダウンすると思います。
次に、自然崩壊と言う事ですが、自然に崩落する前に、台風で飛ばされるか、地震で倒壊するかしそうな気がします。
そうなった時は、近隣に迷惑が及ぶ事が懸念されます。
もしそれを、単管パイプで支えようと考えるのであれば、それはあくまでも仮設の物ですし非現実的です。
多分、台風がこれば見回りするとか、痛んだ足場をメンテする等、常時プロの目でチェックして頂く必要があると思います。
施工会社が嫌がっているのは、利益にならない事よりも、何かあった時の責任を気にしているのかもしれません。
もしどうしてもと言う事であれば、県道側の柱それぞれに、つっかえ棒(単管パイプ)を取付けたらどうでしょうか。
気休めかもしれませんが。
チョット、気になる事がいくつかあります。
まずは解体費ですが、60坪くらいの建物ですから、施工者を競争させれば、200万円を軽く切るくらいの工事費に納まる様な気がします。(その土地の相場にもよりますが)
解体材を敷地内で再利用すると言う事であれば、処分費もかかりませんので、さらにコストダウンすると思います。
次に、自然崩壊と言う事ですが、自然に崩落する前に、台風で飛ばされるか、地震で倒壊するかしそうな気がします。
そうなった時は、近隣に迷惑が及ぶ事が懸念されます。
もしそれを、単管パイプで支えようと考えるのであれば、それはあくまでも仮設の物ですし非現実的です。
多分、台風がこれば見回りするとか、痛んだ足場をメンテする等、常時プロの目でチェックして頂く必要があると思います。
施工会社が嫌がっているのは、利益にならない事よりも、何かあった時の責任を気にしているのかもしれません。
もしどうしてもと言う事であれば、県道側の柱それぞれに、つっかえ棒(単管パイプ)を取付けたらどうでしょうか。
気休めかもしれませんが。
【回答2】
hide07 さん
自身でホームセンターなどで、購入した資材を使って
倒壊防止の壁代わりにする・・というのは
結構安全上危険で、雪だるまさんが言うとおり、
非現実的ではないかと思います。
県道側への建物倒壊を防ぐ事が第一優先というぐらいでしたら、壁代わりに建物をきちんと囲う工事は
何社か専門業者に現場を見てもらって安全で適切な判断と価格を出してもらったほうが良いと思います。
ただ長期間(自然建物倒壊まで)囲いを行うという事は、台風、強風の際には必ずきちんと囲いの状態を確認しないと危険だと思います。 倒壊事故なども結構ありますし、確認を怠って囲いが倒れて歩行者への事故が起きたら大問題になります。
もうすでに屋根の一部が崩落しているという事なので、
例えば、自然倒壊を見守っても、まだ安全と思われる、高さまで解体を行うとか、県道から安全な距離を確保出来る場所まで解体するなど、取組は必要かなと思います。
倒壊防止の壁代わりにする・・というのは
結構安全上危険で、雪だるまさんが言うとおり、
非現実的ではないかと思います。
県道側への建物倒壊を防ぐ事が第一優先というぐらいでしたら、壁代わりに建物をきちんと囲う工事は
何社か専門業者に現場を見てもらって安全で適切な判断と価格を出してもらったほうが良いと思います。
ただ長期間(自然建物倒壊まで)囲いを行うという事は、台風、強風の際には必ずきちんと囲いの状態を確認しないと危険だと思います。 倒壊事故なども結構ありますし、確認を怠って囲いが倒れて歩行者への事故が起きたら大問題になります。
もうすでに屋根の一部が崩落しているという事なので、
例えば、自然倒壊を見守っても、まだ安全と思われる、高さまで解体を行うとか、県道から安全な距離を確保出来る場所まで解体するなど、取組は必要かなと思います。