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2011-07-03 05:58:18
屋根カバー工法と地震
kyon さん
築25年の建売一戸建て木造住宅です。現在はスレート屋根です。

カバー工法でガルテクトの屋根工事を検討していましたが、気になることがあります。

大きな地震があった場合、カバー工法で屋根が重くなった分だけ、家が壊れやすくなったりしませんか?

東日本大震災の時、カバー工法をしていたかどうかで、被害の差はあったのでしょうか?

ご存知の方がいらっしゃいましたら、どうぞ教えてください。
回答
回答数
6
【回答1】
担当者 さん
こんにちは。当方は屋根材メーカーです。ご参考になれば幸いです。
一般論で申し上げますと、築25年の木造住宅でスレート屋根の上にガルテクトのカバー葺きとのことですが、野地等の下地が問題無ければ施工できる可能性は有ると考えます。
重量的にガルテクトは1㎡あたり約5kgでスレート材の約4分の1程度の重さですので、カバー葺きした場合の重量負担は最小限で済むと予想します。
ただし、念のため家を建てたビルダー様(元請様)に屋根荷重が増えても構造的に問題ないかどうか確認されたらいかがでしょうか。
ご確認の上問題ないようでしたら、地震に対しても大丈夫と言えると思います。

もう一つ留意点としましては、築25年ですので、スレートの下地(野地板)がたわんでいたり腐蝕している可能性があります。重量面は元請様に確認されればよいと思いますが、現状の下地については屋根工事専門業者の判断が必要ではないかと思われますので、元請様を通じて屋根工事店様を紹介していただき、屋根の診断を依頼するのも方法です。多くの場合、下見と見積りくらいは無料で対応してくれるのではないかと思います。診断の結果でカバー工法にするかどうかを判断しても良いかもしれません。

なお、東日本大震災時のカバー工法をしていたかどうかによる被害の差については、当方では現地の視察等を行っていない為お答えしかねます。
【回答2】
kyon さん
ご丁寧な回答をいただき、ありがとうございます。
もう少し教えてください。

おっしゃるとおり、屋根荷重については建売メーカーさんに質問してみます。
(倒産していませんように・・・)

見積もりですが、実は、屋根業者さんから、既にいただいています。
(その後、家族が入院したため、そのままになっていました。)
その時は、家の図面コピーをお渡しして、実際に職人さんが屋根に上って様子を見ていかれました。下地が傷んでいるというようなお話しはありませんでした。

これが、AHI ROOFING LIMITED さんのおっしゃる「屋根の診断」に当たりますか?
下地の現状はOKとみてよろしいのでしょうか?

あるいは、屋根を剥がして下地をチェックするとか、もう少し大がかりなことが必要でしょうか?

ご多忙中誠に恐縮ですが、教えていただけると助かります。
【回答3】
yamatoslate.co.jp さん
ガルバリウム鋼板及び軽量瓦Y-15を製造及び施工を
行ってます屋根材メーカーです。現状の屋根材は
カラーベスト(平型化粧スレート)だと思いますの
屋根下地はコンパネ12mmだと思われます。
コンパネを支えている垂木は455mm間隔で棟から
軒先に流れてますからまず455mmの間で下地が
たわむことは無いと思います。現状の屋根材の
上にルーフイングを敷き直接ガルバリウム鋼板製の
屋根材(ガルテクトは某金属屋根加工業者の商品名)
を被せ葺きしてまったく問題は無いと思います。
弊社はこの工法で神奈川県・千葉県・東京都などで
年間80棟ほど工事してますが建物に影響が出た事
は一度もないです。東北地方では実績はありませんが
阪神淡路大震災の時に大阪支店及び姫路支店で施工
していた物件は全て無事でした。参考になりますで しょうか?
【回答4】
kyon さん
ありがとうございます。
阪神大震災の頃から既に実績のある製品で、しかもあの震災時でも無事だったということがよく分かり、安心いたしました。
【回答5】
担当者 さん
kyonさんへ
屋根工事店様が現地をすでに視察されているとのことですね。
屋根を歩行し確認しているわけですから、事実上屋根の診断は
終了とみてよろしいのではないでしょうか。
特別下地交換を推奨されたのでなければ、あえて必要無しとの
判断をされたのではないかと思います。
【回答6】
kyon さん
ありがとうございます。

とりあえず、屋根の現状も無事ということも確認できて、ほっとしました。

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