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特集
- 掲載:2024年12月03日 更新:2024年12月13日
優れた技術・デザインに基づく製品をプロデザイナーの目で評価「プロダクトオブザイヤー2024」受賞作品決定 一般社団法人 日本商環境デザイン協会(JCD)
日本商環境デザイン協会(JCD)が「18th PRODUCT OF THE YEAR 2024」を開催し、正会員の投票により第1次審査を経て、審査員5名で第2次審査を実施した結果、グランプリ・準グランプリ・サステナブル・プロダクト賞などが決定致しました。
(審査員:JCD理事長 窪田 茂、JCD理事 大塚 真司、JCD正会員 白木 ゆみ香、ゲスト審査員 北川 大輔、特別審査員 花澤 裕二)
JCDは1961年に創立。永きに渡りインテリアデザインの発展と文化育成に貢献し、現在の主な活動は、デザインアワード、シンポジウム、子供達にデザインを教えるSODA活動、各種出版を始め、全国の各支部では様々なデザインイベントや交流会など開催しております。
JCDは1961年に創立。永きに渡りインテリアデザインの発展と文化育成に貢献し、現在の主な活動は、デザインアワード、シンポジウム、子供達にデザインを教えるSODA活動、各種出版を始め、全国の各支部では様々なデザインイベントや交流会など開催しております。
プロダクトオブザイヤーとは?
JCD「プロダクトオブザイヤー」は、正会員様に向けて賛助企業様の優れた技術・デザインに基づく製品を認知していただく絶好の機会であり、応募製品・受賞製品の認知向上やPRについても協会としてバックアップする取組みです。
JCD「プロダクトオブザイヤー」は、正会員様に向けて賛助企業様の優れた技術・デザインに基づく製品を認知していただく絶好の機会であり、応募製品・受賞製品の認知向上やPRについても協会としてバックアップする取組みです。
プロダクトオブザイヤー2024
グランプリ
LRMSK-T リミット sk
株式会社Luci
<審査員コメント>
私達インテリアデザイナーにとって、内装デザインに使用する材料(素材)と照明器具はデザインをする上で最も重要なアイテムである。照明のLED化により多種多様の照明器具を開発製作するメーカーが世界で多数存在しています。 店舗イメージを目的に応じた環境に構築するには、素材に直接照射する照明や空間に柔らかさや愛らしさを演出するための間接照明などが効果的になります。
今回グランプを受賞された㈱Luciの「リミットSK」は、今までにない三角形(12.4㎜×12.4㎜)の照明器具で、コーナーにピッタリ納まり試着室などに使用できる他、棚下の商品を照らす時、棚板を加工する事なく容易に取り付けをする事ができる。また正面から見た時に光が目線に入らないという実に細かいところまで気配りをされている点が今回のグランプリに繋がったと思います。これから多くのデザイナーが使用されることでしょう。
私達インテリアデザイナーにとって、内装デザインに使用する材料(素材)と照明器具はデザインをする上で最も重要なアイテムである。照明のLED化により多種多様の照明器具を開発製作するメーカーが世界で多数存在しています。 店舗イメージを目的に応じた環境に構築するには、素材に直接照射する照明や空間に柔らかさや愛らしさを演出するための間接照明などが効果的になります。
今回グランプを受賞された㈱Luciの「リミットSK」は、今までにない三角形(12.4㎜×12.4㎜)の照明器具で、コーナーにピッタリ納まり試着室などに使用できる他、棚下の商品を照らす時、棚板を加工する事なく容易に取り付けをする事ができる。また正面から見た時に光が目線に入らないという実に細かいところまで気配りをされている点が今回のグランプリに繋がったと思います。これから多くのデザイナーが使用されることでしょう。
審査員 JCD理事/東北支部長 大塚 真司
準グランプリ
PLUSMINUS
株式会社サンズ
<審査員コメント>
本製品は、従来の照明システムとは一線を画す、非常に革新的な照明システムであるといえる。最も象徴的な通電素材を内包した布製のリボンによって、照明システムにおける制約ともいえるダクトレールや電気コードから解き放たれ、自由で美しい照明システムを実現している。布製の通電リボンがインテリアに馴染む優れた質感である点も好ましい。
また、どこでも通電および設置可能な照明ユニットの固定方法においても独自性と可変性に優れている。リボンの長さや固定方法によって直線的にも曲線的にも表現可能な点も面白い。深い考察と検討の末に導き出されたであろう複数の照明ユニットとリボン、アクセサリーによって、あらゆる空間を無限に彩ることを可能にしている。デザインとエンジニアリングが高い次元で結実し、機能と美しさを両立した自由で優れたデザインである。
本製品は、従来の照明システムとは一線を画す、非常に革新的な照明システムであるといえる。最も象徴的な通電素材を内包した布製のリボンによって、照明システムにおける制約ともいえるダクトレールや電気コードから解き放たれ、自由で美しい照明システムを実現している。布製の通電リボンがインテリアに馴染む優れた質感である点も好ましい。
また、どこでも通電および設置可能な照明ユニットの固定方法においても独自性と可変性に優れている。リボンの長さや固定方法によって直線的にも曲線的にも表現可能な点も面白い。深い考察と検討の末に導き出されたであろう複数の照明ユニットとリボン、アクセサリーによって、あらゆる空間を無限に彩ることを可能にしている。デザインとエンジニアリングが高い次元で結実し、機能と美しさを両立した自由で優れたデザインである。
ゲスト審査員 プロダクトデザイナー 株式会社DESIGN FOR INDUSTRY 北川 大輔
アルビームプラス デザインパンチングパネルシステム
不二サッシ株式会社/有限会社シリウス
<審査員コメント>
本来無機質であるはずのパンチングパネルを、見事なまでに有機的に美しく表現、変貌させたとも言える製品である。写真データやグラフィックデータを読み取り、孔径と配列により緻密に再現するソフトウエアを開発し、和柄や立体柄等を孔径穴の調整のみで表現したシンプルで美しいパネルを製作。そしてそれだけに留まらず、グラデーション粉体塗装やLEDライトと組み合わせることにより、なんとも躍動感のある大胆で優美なプロダクトへと昇華させている。同じパンチングデザインであっても、グラデーション色やライト色を変えるだけでまた多彩な演出が可能となるなど、無限の可能性を感じさせる点も評価したい。
そして賛助企業様同士のコラボレーションという、主催協会としても嬉しい取り組みがみられ、今後の展開にも期待がもてる素晴らしいプロダクトである。
本来無機質であるはずのパンチングパネルを、見事なまでに有機的に美しく表現、変貌させたとも言える製品である。写真データやグラフィックデータを読み取り、孔径と配列により緻密に再現するソフトウエアを開発し、和柄や立体柄等を孔径穴の調整のみで表現したシンプルで美しいパネルを製作。そしてそれだけに留まらず、グラデーション粉体塗装やLEDライトと組み合わせることにより、なんとも躍動感のある大胆で優美なプロダクトへと昇華させている。同じパンチングデザインであっても、グラデーション色やライト色を変えるだけでまた多彩な演出が可能となるなど、無限の可能性を感じさせる点も評価したい。
そして賛助企業様同士のコラボレーションという、主催協会としても嬉しい取り組みがみられ、今後の展開にも期待がもてる素晴らしいプロダクトである。
審査員 JCD正会員 白木 ゆみ香
入賞
COB Neu Flex シーオービーノイフレックス
新興プラスチックス株式会社
ALGRID (アルグリッド)
株式会社アイチ金属
FRESCOTON (フレスコトン)
SKWイーストアジア株式会社
クアドロスリム
株式会社ミラタップ(旧 株式会社サンワカンパニー)
ホログラム / Hologram
名古屋モザイク工業株式会社
DROP×国産石
松下産業株式会社
Baked Cooky (ベイクドクッキー)
株式会社モザイクジャパン
※サステナブル・プロダクト賞との同時受賞
サステナブル・プロダクト賞
サステナブル・プロダクト賞
サスティナブルストーンパネル もったいない太郎&次郎
ソリュート株式会社
入賞
レノウッドW(ワイド)
竹村工業株式会社
Baked Cooky (ベイクドクッキー)
株式会社モザイクジャパン
※プロダクトオブザイヤー2024入賞との同時受賞
編集後記
今年で18回目となる「JCD プロダクトオブザイヤー」が開催されました。
二次審査は、一次審査を通過した12社の応募製品のプレゼンテーションを 東京デザインセンター5F(クラフテックギャラリー)にて行われました。
今年も厳選な審査の中で、グランプリ1点、準グランプリ2点、サステナブル・プロダクト賞1点が選定され、『ここ数年はサステナブルな製品に注目が集まっていたが、今年は今まであった製品を、さらに新しい使い方に進化させたり、より深掘りをした製品だったり、もっと痒いところに手が届くような製品が多かったような印象であった。』と審査委員長でJCD理事長の窪田さんの総評もございました。
各企業の担当者のプレゼンの中には、製品開発の思いがたくさん込められており、プロダクトオブザイヤーを開催されることで、直接デザイナーの声を聞くことが出来る貴重な機会になるかと思います。今回グランプリ、準グランプリ、サステナブル・プロダクト賞を取った製品はもちろん、設計する上で、今後に使用したい製品として是非、ご注目ください。
二次審査は、一次審査を通過した12社の応募製品のプレゼンテーションを 東京デザインセンター5F(クラフテックギャラリー)にて行われました。
今年も厳選な審査の中で、グランプリ1点、準グランプリ2点、サステナブル・プロダクト賞1点が選定され、『ここ数年はサステナブルな製品に注目が集まっていたが、今年は今まであった製品を、さらに新しい使い方に進化させたり、より深掘りをした製品だったり、もっと痒いところに手が届くような製品が多かったような印象であった。』と審査委員長でJCD理事長の窪田さんの総評もございました。
各企業の担当者のプレゼンの中には、製品開発の思いがたくさん込められており、プロダクトオブザイヤーを開催されることで、直接デザイナーの声を聞くことが出来る貴重な機会になるかと思います。今回グランプリ、準グランプリ、サステナブル・プロダクト賞を取った製品はもちろん、設計する上で、今後に使用したい製品として是非、ご注目ください。