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【日本インシュレーション】第18回LCA日本フォーラム表彰式で奨励賞を授与されました

表彰式には、経済産業省産業技術環境局の奈須野太局長も臨席されました

2022年1月28日に東京千代田区で行われました第18回LCA日本フォーラム表彰式に当社取締役が出席し、 この度表彰されました「籾殻を原料・燃料とした無機保温材の開発(バイオマス利用けい酸カルシウム保温材「ダイパライト-E」)、 当該製品のライフサイクルCO2排出量等の定量化活動、当該開発を契機とした社内啓発活動」について講演を行いました。
(URL:https://lca-forum.org/commendation/)

■授賞式■

2022年1月28日に大手町サンケイホールで開催された第18回LCA日本フォーラム表彰式において、 当社はLCA日本フォーラム会長 稲葉敦氏から奨励賞を授与されました。 受賞テーマは「籾殻を原料・燃料とした、無機保温材の開発、当該製品のライフサイクルCO2排出量等の定量化活動、当該開発を契機とした社内啓発活動」です。
表彰式には、経済産業省産業技術環境局の奈須野太局長も臨席されました。


■記念講演■
表彰式に引き続いて開催された記念講演では、取締役管理本部経営企画部長の金子一郎が講演を行いました。
講演では、1000℃の耐熱性を有する「けい酸カルシウム保温材 ダイパライト-E」の製造で、ベトナム工場では、反応と乾燥に使用する燃料として籾殻を使用し、さらに焼却後の残渣をケイ酸質原料として活用していること、CO2排出量が国内品に比して半減できること、加えて籾殻利用によってCO2削減効果が得られること等について発表を行いました。
「ダイパライト-E」のCO2排出量(スコープ1,2に加え、原料の製造過程から排出されるCO2をLCA用インベントリデータベース(IDEA v2)から抽出し試算)は国内工場で製造しているけい酸カルシウム材のそれの約47%に抑えることができました。また、籾殻利用によるCO2排出量削減貢献量の原単位は789kg-CO2/㎥と試算されました。試算に当たっては、一般社団法人日本LCA推進機構の指導助言を得て行いました。



■ダイパライト-Eとは■
「ダイパライト-E」は、マレーシアとの研究協力ODAの成果を活用して開発したけい酸カルシウム保温材です。もみ殻灰をけい石の代替原料として利用する保温材で、河川投棄により環境汚染の原因となるもみ殻を有効利用します。しかも、製造工程(合成・乾燥)で、もみ殻を燃焼させる際に発生する熱(バイオマス・エネルギー)を利用するため、炭酸ガス排出量を大幅に削減することができます。

■環境技術として公的機関から評価■
「ダイパライト-E」は、べトナム工場で製造しています。炭酸ガス排出抑制効果が地球環境保全に貢献するものと評価され、ベトナム社会主義共和国アンザン省政府によって環境配慮型事業として認定を受けています。
また、この技術は、国際連合工業開発機関(UNIDO)東京投資・技術移転促進事務所(東京事務所)の環境技術データベースに登録されています。
※「ダイパライト-E」を製造するジェイアイシー ベトナム有限会社は当社の完全子会社です。


■途上国の工業化に貢献■
基材のけい酸カルシウムには1000℃の耐熱性を持つゾノトライトを使用していますので、発電所や石油化学プラントなどで、内部温度が高温になる機器や配管の断熱に使用され、途上国の工業化に貢献します。製品はASTM品とJIS相当品となります。


(リリースに関する問い合わせ先) 担当:管理本部経営企画部 金子、池田 TEL:06-6210-1250

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出典:日本インシュレーション株式会社

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