火災前兆早期検出装置｜ティー・アイ・トレーディング株式会社

「Cirrus Hybrid」火災前兆早期検出装置は、リチウムイオン蓄電設備、データセンター、サーバールームなど、重要な電気設備の火災の前兆である異常過熱状態を、煙が発生する前の段階で迅速に検出します。これにより、システムの予期せぬシャットダウンを防ぎ、甚大な影響を回避します。

この装置は、ウィルソンの霧箱原理を用いた「クラウドチャンバーセンサー」と、「高感度煙検知器」の2つのセンサーを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。空気強制吸引方式を利用することで、誤警報を最小限に抑えつつ、確実な火災予兆検知を実現します。

<主な特徴>
・異常過熱段階での早期検出
熱分解微粒子(0.002μ～)をいち早く検出。火災に進行する前に対応可能。
・2つの先進センサー技術を搭載
クラウドチャンバーセンサーと高感度煙検知器が、火災の予兆と煙の発生を個別に検知。
・高い信頼性と安定性
ダストや水蒸気による誤警報がなく、さまざまな環境に対応。
・省スペース設計
センサーと監視盤が一体化し、最大4本の配管系統を接続可能。
・幅広い導入実績
冷凍倉庫、食品加工工場、リチウムイオン電池施設など、世界で10,000台以上の導入実績。

<適用例>
・リチウムイオン蓄電設備(再生エネルギーESS、充電ステーション)
・データセンター・サーバールーム(通信設備、受変電室)
・電力設備(メタクラ盤、ケーブル処理室)
・食品加工工場や冷凍倉庫
煙による誤警報が多発しやすい環境でも高いパフォーマンスを発揮。

<システム概要>
Cirrus Hybridは、火災検出区域に配置したサンプリング配管から空気を吸引し、クラウドチャンバーと煙検知器で分析します。これにより、最も早い火災の兆候から対応が可能です。