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高い断熱性能と環境負荷軽減の両立を実現!
『アキレスエアロンFR-FO』

6月1日(月)から全国で販売開始

アキレス株式会社(本社:東京都新宿区、社長:伊藤 守)は、北海道地区で限定販売していた地球温暖化係数(GWP)(※1)の低い、新しい発泡剤HFO(※2)を用いた建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム『アキレスエアロン FR-FO』を6月1日(月)から全国で販売を開始します。



『アキレスエアロン FR-FO』

【製品名】 アキレスエアロン FR-FO
【製品物性】 圧縮強さ(kPa):80以上
接着強さ(kPa):80以上
【熱伝導率(W/m・k)】 0.026以下
【透湿率(ng/m・s・Pa)】 9.0以下



製品特長
■優れた断熱性能
・HFC(ハイドロフルオロカーボン)と同等の熱伝導率を実現いたします。
■環境対策
・環境に優しい新発泡剤HFO(ハイドロフルオロオレフィン)を使用しています。
オゾン層を破壊せず地球温暖化の低減に貢献します。
■厚み軽減
・従来のノンフロンタイプと比較すると、断熱フォームの厚みを薄くできるため、
室内空間に余裕ができ、施工時の納まりも改善されます。


吹付け硬質ウレタンフォームは、建築物の優れた断熱性と気密性を実現させる断熱材として、スプレー工法や注入工法などで一般住宅をはじめさまざまな建築物まで幅広く使用されています。おもに発泡剤は、代替フロン(HFC)(※3)タイプとノンフロンタイプ(水発泡)の2種類に分かれます。そのうち、代替フロン品(HFC)は、オゾン層破壊係数(ODP)(※4)は0ですが、地球温暖化係数(GWP)が高く、「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」において「フロン類」に分類され、法に基づく管理が求められています。

ノンフロン品(水発泡)は、従来の代替フロン品(HFC)より断熱性能が劣るため、施工性・経済性の面で課題があります。
そこで、アキレスは独自の研究を進め、新発泡剤HFO(HFO-1233zd)を使用し、高い断熱性能と環境負荷軽減の両立を実現させた、吹付け硬質ウレタンフォーム「アキレスエアロン FR-FO」を開発いたしました。
2013年 11月から北海道地区で限定販売しております。

代替フロン(HFC)タイプ、ノンフロンタイプ(水発泡)の両方の難点をクリアしており、新発泡剤HFO(HFO-1233zd)のオゾン層破壊係数(ODP)は0で、地球温暖化係数(GWP)は1のため、地球温暖化の低減に貢献いたします。
また、従来のHFCと同等の断熱性能を得られるため、現在のノンフロンタイプで問題とされていた断熱フォームの厚さを薄くすることができます。


※1地球温暖化係数(GWP)
二酸化炭素を基準にして、ほかの温室効果ガスがどれだけ温暖化する能力があるか表した数字のことです。すなわち、単位質量(例えば1kg)の温室効果ガスが大気中に放出されたときに、一定時間内(例えば100年)に地球に与える放射エネルギーの積算値(すなわち温暖化への影響)を、二酸化炭素に対する比率として見積もったものです。

※2 HFO(ハイドロフルオロオレフィン)
HFCと特性が似ていて代替品として有望な物質です。オゾン層破壊係数が「0」で地球温暖化係数が「1」のため、地球温暖化の低減に貢献します。

※3 HFC(ハイドロフルオロカーボン)
オゾン層破壊対策として2003年末で生産・輸入が全廃されたHCFC-141bの代替フロンです。オゾン層を破壊しないものの高いGWPを有しています。

※4オゾン層破壊係数(ODP)
大気中に放出された単位質量の物質がオゾン層に与える破壊効果を、CFC-11(トリクロロフルオロメタン、CCI3F)を1.0とした場合の相対値です。

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