(1) レンガの積み上げ時、はみ出した目地モルタルがやや締まった状態になったらコテを使用してモルタルを切り落としレンガと目地の表面を合わせる。目地切りを行ったあとの表面にも締まりのある状態がよい。積み上げ中に適宜締まり具合を確認しながら行う。切り落とした表面が水分の多い状態であると、白華現象の原因になるため注意する。
(2) スポンジに水を含ませた後、固くしぼってレンガに付着したモルタルを拭き取る。目地モルタルに極力水を吸わせないよう注意する。
(3) 仕上げ
① 目地モルタルがやや締まった状態を見計らい、硬めのホウキやブラシなどで目地の方向に沿って表面を薄く削り取るように掃き均す。削った時にブラシ等にモルタルが粘り付かないタイミングが良い。
② 周辺に付着したモルタルを刷毛ではき落とす。染みついた場合はスポンジに水を含ませた後、固くしぼって拭き取る。この時目地モルタルを濡らさないよう注意する。