国土交通大臣認定耐力壁【Kダンパー】

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「Kダンパー」は耐震と制震。二つの機能の相乗効果で、すまいのライフサイクルを通じて、繰り返しの地震から守ります。
<特長>
■耐震と制震の相乗効果で震度7までの幅広い震度をカバー
すまいを地震から守る上で重要なのが、地震に構造の強さで抵抗する「耐震」と、地震エネルギーを効率よく打ち消して建物の変形・損傷を抑える「制震」をバランスよく組み合わせることです。
「Kダンパー」は耐震と制震二つの機能を高いレベルで、バランスよく兼ね備えています。

■「Kダンパー」は、「耐震」「制震」性能をシームレスに発揮
小さな地震から震度7まで、幅広い領域をカバーします。「耐震だけ」「制震だけ」の対策の組み合わせより、有効な対策が可能になります。

■「耐震」と「制震」。2つの性能で、効率よく地震の揺れを低減
「Kダンパー」は耐震の性能(剛性と耐力で地震の力に抵抗する能力)と制震の性能(耐震エネルギーを吸収する能力)の2つの性能を併せ持つ装置で、効率よく地震の揺れを抑える工夫がされている高性能ダンパーです。

■独自開発・フェノール樹脂摩擦材を採用
「Kダンパー」は、地震の運動エネルギーを摩擦によって熱エネルギーに変えて吸収。建物の揺れにブレーキをかけて、変形・損傷を防ぎます。
「Kダンパー」の摩擦材にはフェノール樹脂(※)を採用しています。
※一般にフェノール樹脂は、鉄道車両のブレーキや自動車のディスクブレーキに使用されています。
「Kダンパー」は地震の振動エネルギーを効率よく熱エネルギーに変えて放散します。(※)
※放熱時も装置温度は発火温度を下回ります。

■フェノール樹脂摩擦材の優れた特性
◎169年相当(※)の耐久性が、メンテナンスフリーを実現
過酷な耐久性試験により169年の経過に相当するストレスを加えても、劣化しないことが実証されました。(※)
メンテナンスフリーのため、建築時に壁内に設置する 制震システムとして最適です。
※劣化加速試験の結果による
◎幅広い温度で安定的に性能を発揮
「制震ダンパー」の多くは、オイルやゴムの「粘り(粘弾性)」を利用して地震エネルギーを吸収します。こうした制震材は、温度環境によって状態が変化し、効果が変動します。「フェノール樹脂摩擦材」は寒冷・暑熱下でも変わらず性能を発揮するため、気候・地域を問わず採用いただけます。

■限られた設置数で、最適な効果と自在な間取りを実現
「耐震」「制震」を兼ね備えているため、スペースを有効に活かして、限られた設置数で最適の効果を発揮します。

※3階建て専用ダンパーのK3(ケースリー)もご用意ございます。詳細はお問い合わせください。
<K3(ケースリー)とは>
木造住宅用に開発された制震ダンパーです。
制震ダンパーにはゴム(粘弾性)やオイル(粘性)や金属(履歴)などさまざまな機構のものがありますが、K3は摩擦材を利用した摩擦ダンパーです。ダンパーの内部で、フェノール樹脂とステンレス板をボルト軸力で強く押しつけあって摩擦を発生させています。この摩擦が地震時に建物が揺れ出さないことや揺れを抑えたり衝撃を吸収したりすることに効果を発揮します。K3の性能はボルトの締付力によって高めたり弱めたり調節が可能ですが、木造住宅の構造に最適な状態に設定されています。また、K3は国土交通大臣認定の耐力壁で壁倍率4.0倍を取得しています。壁が少ないプランでも周辺構造に無理な負担をかけずに地震対策が行えます。
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