スウェーデンから家具デザイン学部の学生が工場見学に来社

木工のスペシャリスト達との有意義な時間を過ごしました

このたび、スウェーデンにある王立リンショーピング大学マルムステン家具デザイン学部の学生と先生、木工作家の小松研治先生がタニハタの工場見学に来社されました。


▲古い組子やタニハタが制作した新しい文様、組子製作の道具、日本の木材などを説明。


スウェーデンにあるリンショーピング大学は、1969年に創立された大学で23の教育部門および4学部を有しているヨーロッパでは有名な大学です。
一方、木工作家の小松研治先生は、東京芸術大学大学院美術研究科終了後、大学などで講師、教授として教鞭をとられ、2017年から富山大学名誉教授に就任されています。現在は富山市婦中町にて作家活動をされています。
そんな木工のスペシャリスト達が来社される、ということで当社の職人達も3ヶ月ほど前からいろいろな準備をしておりました。

組子製作体験をしていただきました。すごい集中力で組子を製作。



籠目柄を製作するための4つの技法を実演しています。



タニハタから欧州の木工についてたくさん質問させていただきました。私達にもわかりやすいように丁寧に手描きで説明していただきました。

朝9時から12時まで約3時間仕事をとめて木工に関する情報交換を行いました。本当に実のある話しでした。
ご来社いただき本当にありがとうございました。


◆建材ナビに掲載中の施工例をご紹介
遠く飛鳥時代より現代に受け継がれた伝統木工技術「組子」。
タニハタではこの微細な技術を使い、美しい欄間(らんま)、組子障子、木製建具を製作しております。




▶ 株式会社タニハタの製品一覧はこちら

出典:株式会社タニハタ
建材ナビ・スタッフからのコメント 今回来日された王立リンショーピング大学のマルムステン家具デザイン学部を創立したカール・マルムステン氏は、建築家であり家具デザイナーで「スウェーデン家具の父」と呼ばれているそうです。北欧家具と日本の伝統的な組子は、ルーツは違えど真摯に向き合うモノづくりへの思いは世界共通ですね。木工に関する熱い思いは盛り上がり、今度はタニハタの職人さんがスウェーデンで研修させていただくお話にもなったとか、、そんな日が実現するのが楽しみですね。
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