塗替え・再塗装に関するアドバイスとCNFシーラーのご紹介

他社品からの塗替えに関して&木材の超長期耐仕様のご提案

明けましておめでとうございます。2022年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
思い返せば2021年も続くコロナに振り回され落ち着かない年ではありましたが、
そんな中シッケンズは色々と活躍の場を頂いてまいりました。

グランピング施設を新たに開業されるお客様よりコテージ下のデッキ面塗装でのご相談や、
大型マンションの木製サッシの改修塗装、商業施設のウッドデッキ面の改修に
おいての防滑塗装の
ご相談、カジュアルブランドのロードサイド店で国産材利用に
伴う保護塗装、ログハウスメーカー
様の新規展示場でのご採用、北海道エリアでは耐
候性をご評価頂き大幅な採用増加など、
様々なことがございました。上記のほかにも多
数のご採用を頂きまして、ご関係者の皆様には大変
感謝を申し上げます。尚、
上記の施工例などは今後徐々にWebサイトでご紹介をしてまいりたいと
考えておりますのでご期待ください。


さて、今回の建材ナビでご紹介致しますのは、最近のお問合せで、他社製品の塗装からシッケンズ
塗装をされたいというメンテナンスに関するご質問を非常に良く頂きます。シッケンズの耐候性を
ご評価頂いている結果と受け取らせて頂いており大変有難いお話です。
結論から申し上げますと、
基本的に既存の塗装がオイルステイン(木材に浸透して着色保護をするタイプ)系の塗料であれば、殆どの場合は上からシッケンズを塗装できます。できれば塗装前にサンドペーパーで表面を研磨して(旧塗装の脆い箇所を取り除く、下地を整える意味で)頂くと良いです。しかしながらペンキや
ウレタン塗膜のような塗装がある場合は、一度表面の膜を除去しないと、旧塗膜の上にただ乗った
だけとなりシッケンズの浸透・定着が遮られてしまうため一度既存の塗膜を除去してからの塗装を
お薦めしております。旧塗装がシッケンズであれば、同じ製品もしくは上塗りに適した製品(セト
ールFilter7プラス等)で問題ございません。


ウッドデッキ改修塗装の動画をYOU TUBEに乗せておりますのでもしご参考になれば幸いです。
https://www.youtube.com/watch?v=K6AhaGVPaLE&t=38s

メンテナンス塗装の場合は新規塗装に比べて下地の状態で仕上がりも大きく左右されます。
事前にサンプル缶でお試し塗りを頂ければ、旧塗装との相性や仕上がり感をご確認頂けます。


2つ目のご案内は新素材であるCNFシーラーのご紹介です。
CNFはセルロースナノファイバーの略で、木材チップから木材繊維を抽出して、それを更にナノ化
したものです。そのCNFを塗料製品にしたものがCNFシーラーです。玄々化学工業が開発した新素
材で、シッケンズも同メーカーとタイアップした試験結果もございます。もちろんシッケンズ単独
の塗装でも浸透系塗料等と比べて高い耐久性を発揮することは、大手ハウスメーカー様などからも
ご評価を頂いておりますが、このCNFシーラーを木材に塗布することで、木材細胞壁に浸透して木
材寸法を安定させ、酸化や紫外線による変色を防ぎ、上塗りする木材保護塗料をしっかり密着させ
持ちを更に良くさせます。木材の超長期耐久仕様としてご提案をしております。CNFシーラーの上
塗りには大体の木材保護塗料は塗装可能ですが、特にシッケンズのような半造膜の塗料と相性が良
いとのことです。例えば、使い方によってはクリアーでデッキを塗装したい、雨当たりの厳しい箇
所の変色や黒ずみを防ぎたい、といったニーズにお応えできます。初回メンテナンスまでの期間の
延長、そして塗装が劣化脱落した時にもCNFシーラーの存在が木材へのダメージを軽減するので、
長期に渡って基材(部材)を維持できます。シッケンズWebサイトのトップに特設ページもござい
ますので是非ご参照ください。またシッケンズと一緒に販売もしておりますので、ご検討の際は是
非弊社までお問合せください。(下記はシッケンズ x CNFの特設ページです。)
https://www.sikkens-japan.com/pdf/cnf.pdf


※表面が銀褐色に褪色した木材は表面組織が破壊され色素が脱落しており、CNFシーラーの効果を
発揮しにくい傾向があるので、どちらかというと新規塗装向けの材料です。(メンテナンスでもサ
ンダーでしっかり研磨してきれいな表面を出してから塗装すれば効果が発揮できます。)CNFの原
料は木材であり、自然素材および資源循環という観点からSDGsの目的にも合致致します。


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TEL: 03-5563-8267 / FAX: 03-5563-8270