これからは、古い建物を修繕しながら大切に使っていくこと、あるいは新しく建て替えるときも何世代にわたって使うことのできる頑丈かつ柔軟性のある街や建物のデザインが求められている。

0から1(無から有)産み出す時にどのような過程(プロセス)で産み出されたかが本当の意味で大事であり出来上がったものの表面的価値よりその形に成りえるまでの苦労や喜びそして感動する事が大切だと思います。

どのような建物であっても、設計がない建物はありません。設計とは人間で言えば、遺伝子(DNA)です。DNAによって、それがどのような姿や機能になるかが決まるのです。

今回インタビューさせて頂いた設計士は、松尾設計室の松尾様です。理想とするのは「精神的、身体的に住まい手に優しい住まいを経済的に・・・」ということです。これを実現するのに必須と考える手段が「断熱、デザイン、自然素材のバランスを考える」というコンセプトです。

お客様に気軽にお店に入ってもらうため、どのような人の流れが一番スムーズか、周辺の街における店舗のあり方といった大きな視点で、店舗構成を考えるようにしています。

自分が「自分らしく生きる」ことに住まいはとても重要。お客様には「自分らしく生きる暮らし」を提案し応援していくことが自分の使命です。

先代から続く、木(自然素材)を活かした家づくりをモットーに、地元にこだわって当社の熟練大工による責任施工を続けてきました。

竣工時に発注者の方に喜んでいただけた時が一番喜びを感じられます。また、愛着を持って建物を使っていただいている姿をみたり、別のお客様をご紹介頂いたりすることも喜びを感じる瞬間です。

これからの住宅はつくっては壊すこれまでの一世代フロー消費型の社会から、丈夫で長持ちできる住宅をメンテナンスをしながら大切に使う二世代、三世代まで繋がる住まいづくり、ストック型社会へと移り変わるだろうと考えられます。

流行のデザインや仕様を取り入れる前に、家族の絆・健康を損なわない環境創りを主体とするべき。クライアントと建築家がお互い信頼関係を築き共に切磋琢磨を繰り返し建物を創る

商業施設の設計の場合、繁盛店、集客力のあるデザイン、飽きのこないデザイン、機能的で使いやすくメンテナンスが簡単で耐久性のある設計、各設備機能の快適性、そして何より工事費が安価で、見栄えするデザインが求められます。