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建築家インタビュー
  • 掲載:2016年09月06日 更新:2024年08月07日

少しの緊張・不安と期待の新しい出会い、私たちはそんな「新しい出会い」を大切にしたいと思っています。

株式会社GIMMICK
株式会社GIMMICK
竹久逸美(ITSUMI TAKEHISA)
一級建築士
〒651-1212
兵庫県神戸市北区筑紫ヶ丘3丁目1-30
TEL:078-597-6871
MobilePhone:090-8987-6769
経歴
1973年 芦屋芸術学院デザイン科卒業
1988年 神戸日建設計部を経て、株式会社ギミックを設立
  現在に至る
  業務内容は、住宅/商業施設の設計及び設計監理


知恵を使って「ローコストだからこそ出来た住宅」と前向きに取り組む

ローコストの定義はあるのでしょうか?
「ローコスト住宅→格安の家→建売」では、あまりにも寂しいと思いませんか。
いつも思うのですが、予算がないから面積を縮小して小さい家にとか、安い材料でという短絡的な発想ではなく、例えば工期・工法を合理化して人件費を削減する方法とか、材料のロスを少なくする設計であるとか、自分たちで出来る部分は積極的に施工に参加するとか・・・・
知恵を使って前向きに取り組めば、色んな可能性が見えてくるはずです。むしろ「ローコストだからこそ出来た住宅」と言える様に取り組みたいと思っています。



どれだけ真剣に情熱をかけたかで住宅の価値は変わってきます

住宅のあり方は「住まいて」の生活スタイル・考え方・価値観で随分変わるものだと思います。
つまり、住宅は設計者の独りよがりで創るものでもなく、ましてや本来は規格品化できるものでもないはずです。
住まいてと設計者が、共に、どれだけ真剣に情熱をかけたか、どれだけ悩み苦しんだか、そしてどれだけ楽しめたか・・・で、完成した住宅の価値は随分変わってきます。そのプロセスの想いは、実際に始まる生活の色んな場面で大きな存在となるはずです。また、そうなってほしいと私達は日々思っています。


親子二世帯がお互いの立場を尊重することで、本来最高の幸せである"二世帯が仲良く生活できる環境"をつくれる

二世帯住宅の場合、一番大切なのは「共用部分と専用部分の明確な分離」だということです。
ここで少しだけ、私達が思う二世帯住宅の計画ポイントを記述してみます。

・専用・共用を明確に分離すること(充分話し合い、納得の上で)
・適度なコミュニケーションの取れる仕組みを計画しておく
・緊急事態を想定してスムーズに対応できるような導線計画をしておく
・利用頻度により、実用を優先した計画(これは一般住宅にも言えます)
・両世帯が平等に快適生活できる計画(日照・通風・景観)
・高齢化対策を充分検討した計画(バリアフリー・リハビリ)
・家族構成・環境の変化に対応できる柔軟性
・子どもに関わるトラブル回避の考え方

勿論それぞれの生活環境によってポイントは変わってきますが、親子二世帯が同じ場所で仲良く生活できる事は、本来最高の幸せのはずです。
その幸福を永続させる為には、お互いが自分の立場・相手の立場を尊重し理解し合い、その上で、将来を見据えた計画をすることが大切だと思います。




出会いを大切に…

全てのことがらは、「出会い」からはじまると思います。
少しの緊張・不安と期待の新しい出会い、
私達はそんな「出会い」を大切にしたいと思っている設計事務所です。
どうぞよろしくお願いいたします。

施工事例






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シーズン毎で取材させて頂いている建築家へのインタビュー記事です。2007年秋にスタートして四半期毎に新しい記事の更新をしています。住宅、集合住宅、商業施設、公共施設など建築家の体験談をお楽しみください。