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建築家インタビュー
  • 掲載:2022年02月28日 更新:2024年12月06日

建築を通してアンティークの魅力を伝えていき、次の世代につないでいきたいと考えています。
アールデザインYOSHIE

アールデザインYOSHIE
アールデザインYOSHIE
村上 良枝(YOSHIE MURAKAMI)
インテリアデザイナー/一級建築士/宅地建物取引士
香川県高松市
アールデザインYOSHIE
<経歴>
香川県生まれ
建築会社・建材メーカーを経て2008年建築士事務所登録
建築デザイン、アンティークコーディネーション、インテリア商材取り扱い


月月を経るごとに変化する自然素材ならではの特徴を楽しんでもらいたい

幼少期の休暇で過ごした古民家での体験や楽しい思い出が自分の細胞が喜ぶという記憶で刻み込まれ、自然素材・伝統技術・古い工芸工業品への興味を育んだ原点となりました。
担当物件の中で自然素材や材料の質感を活かし、月月を経るごとに変化する自然素材ならではの特徴を楽しんでもらいたいと思い、人にも自然にもやさしい建築を目指しています。

和カフェ
真壁漆喰、寒水石研ぎ出しカウンター・ひふみ石たたき土間を計画し、木箱の中で藁に包まれて残っていた大正時代の小型の吊り灯具3個をメインテーブル席の上へ。 灯具は四角柱型で下部は四角錐型。壁へ鶴首ブラケット。



モダンスタイルに大正時代のガラス照明器具などを取り入れる空間づくりをしています。

明治・大正時代の100年以上前の照明器具やガラス製品を収集し、時代を超え受け継がれるものを大切にしたいと考え 意匠やインテリア計画の中に活用しています。 モダンスタイルに大正時代のガラス照明器具や骨董アンティーク品・ヴィンデージ材を取り入れるなど 和スタイルをはじめ様々なインテリア空間づくりをしています。

お施主様とじっくり打ち合わせする中で古い素材を提案し、新たな価値を発見してもらいながら進めており、建築を通してアンティークの魅力を伝えていきたいと考えています。 担当物件の中に大正時代のガラス照明器具たちが100年を超えて、店舗や住宅の建築インテリアにまた生きています。新品でなくリメイク手間がかかる為に価格も高い照明器具たちですが、ご理解くださるお施主様にとても感謝しています。

そして、意匠の中に伝統的な材料や技術を採用する事で 職人さんたちの技術が発揮できます。技術を生かす場をつくり、次の世代につなぐお手伝いができることにも意味があると考えています。

カーディーラーショールーム
戦前頃のアンティーク大型金庫・同時代の車ポスターとあわせ大正時代の丸段々型の吊り灯具。 古材を活用し製作したオープンキッチン対面棚の背面へ既存建物につけられていた戦前頃のチェッカーガラスを活用。



「インテリアから考える家づくり」愛着の継承

明治時代のガラス食器を生活の中で使用している体験を活かし、明治ガラス食器や灯具、大正時代の着物古布をコーディネートして2020年「テーブルウェア・フェスティバル」テーブルウェアコーディネート部門で入選し、東京ドームに展示いただき多くの人に明治ガラスを見てもらう機会をもつ事ができました。受け継がれてきた物が再び活躍の場ができる“愛着の継承”をしたいと考えています。

初夏五月のテーブルコーディネーション
明治時代の八割り大皿・小皿・ぼんぼん入れ、戦前の梅型ゼリーガラス器、明治の松竹と千鳥柄の漆皿に盛り付け。大正のワイングラス・リキュールグラス、オイルランプ・ディキャンタ。昭和初期のガラス蹴りを箸置きに。大正頃の着物古布をテーブルクロスに縫い直し、波千鳥柄の着物の染型を壁装に。装花は牡丹・紫陽花・利休草。(2020年テーブルウェアフェステバル入選・東京ドーム展示作品)



新築着工数が少ない茶室の意匠計画を担当

財団施設建物と同敷地内の離れ茶室・待合建物の意匠計画を担当させていただいた事があり、若い頃の手習い程度の知識しかなく、茶の湯とは から読み始め。法や材料の選び方等々をまとめ打合せを進め、お施主様・プランナー・監督・職人さんと一丸となり、また勉強させていただきながら完成する事ができました。

茶室は新築着工数が少なく貴重な機会でもあり、伝統建築や技術、日本文化の素晴らしさを改めて知る機会にもなりました。今後また茶室建築に関われる機会があればと願っています。









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