ARCHITECT
建築家インタビュー
- 掲載:2024年08月20日 更新:2024年08月20日
それぞれの居場所で読書をしながらも、家族の気配が感じられる「読書する家」 SHU一級建築士事務所 前島 周子
木造2階建て、ほぼ立方体のシンプルな外観の中は、6層のスキップフロアになっています。
家族の集まるダイニングを中心にみんなの居場所や視線や気配の具合を絡めていったら、螺旋のようにつながるスキップフロアの住宅になりました。
部屋を移動するごとに、さまざまな角度や距離から家族と関わる、たくさんのシーンのある楽しげな住宅です。
家族の集まるダイニングを中心にみんなの居場所や視線や気配の具合を絡めていったら、螺旋のようにつながるスキップフロアの住宅になりました。
部屋を移動するごとに、さまざまな角度や距離から家族と関わる、たくさんのシーンのある楽しげな住宅です。
設計士プロフィール
SHU一級建築士事務所
前島 周子 | まえじましゅうこ
一級建築士・インテリアカラースペシャリスト
〒154-0004
世田谷区太子堂4-25-6-3F
世田谷区太子堂4-25-6-3F
TEL:03-3413-3581
日本デザイナー学院インテリアデザイン科を卒業後、
10年間でタイプの違う3つの設計事務所を経験し、
1999年「SHU一級建築士事務所」設立。
2021年 インテリアに焦点を当てた活動も開始。
ヒアリングから施主の思いを引き出すことを大切にし ”あなたに似合う住まいづくり”をモットーに活動している。
設計者向けにヒアリング手法セミナーや施主の思いに寄り添う設計手法講座、 住宅会社の設計研修など。
インテリア科から建築の世界に入ったこともあり、 インテリアイメージから間取りを紐解く設計をしている。
住まい手にとってもメリットが多いと感じ 「インテリアから始める住まいづくり」を推奨している。
ヒアリングから施主の思いを引き出すことを大切にし ”あなたに似合う住まいづくり”をモットーに活動している。
設計者向けにヒアリング手法セミナーや施主の思いに寄り添う設計手法講座、 住宅会社の設計研修など。
インテリア科から建築の世界に入ったこともあり、 インテリアイメージから間取りを紐解く設計をしている。
住まい手にとってもメリットが多いと感じ 「インテリアから始める住まいづくり」を推奨している。
施主の要望
読書するのが趣味のご夫婦。
「子供達も自然に本を手に取る環境にしたい」
「子供達も自然に本を手に取る環境にしたい」
こだわり
ヒアリング時に見せていただいた
「階段下の小さなスペースで読書する少女の写真。」や
「昔、実家の階段に座って読書するのが好きでした。」というお話などから、
そんな楽しげなシーンを家中のそこここに散りばめたいと考えました。
いつでも身近に本を感じられるように、
・床下のこもれる書庫
・リビング吹き抜けの大壁
・階段脇や出窓の下
・子供室前のホール
さまざまな場所に本の置き場を設け、そういった本のある場所には、そこに居座れるような読書する居場所をセットにし散りばめました。
その日の気分で、いろいろな場所で読書ができる。
そんなそれぞれの居場所と、そこにいながら気配を感じる家族との距離感を大切に考えました。
「階段下の小さなスペースで読書する少女の写真。」や
「昔、実家の階段に座って読書するのが好きでした。」というお話などから、
そんな楽しげなシーンを家中のそこここに散りばめたいと考えました。
いつでも身近に本を感じられるように、
・床下のこもれる書庫
・リビング吹き抜けの大壁
・階段脇や出窓の下
・子供室前のホール
さまざまな場所に本の置き場を設け、そういった本のある場所には、そこに居座れるような読書する居場所をセットにし散りばめました。
その日の気分で、いろいろな場所で読書ができる。
そんなそれぞれの居場所と、そこにいながら気配を感じる家族との距離感を大切に考えました。
施主からの言葉
使用する建材の選び方
予算は抑えつつ雰囲気を保てるものを、という趣旨で選びました。
グレードを落とした製品を使うよりも安価な素材でも使用方法を工夫して使用したいと考えます。
床材・壁材などは、いくつかのメーカーであたりをつけ質感や色合いなど、現場で施主と共にサンプルを確認し最終決定をします。
グレードを落とした製品を使うよりも安価な素材でも使用方法を工夫して使用したいと考えます。
床材・壁材などは、いくつかのメーカーであたりをつけ質感や色合いなど、現場で施主と共にサンプルを確認し最終決定をします。
作品で使用した建材
【キッチン・畳ホール】
使用建材 | :ロールスクリーン(建具の代わりに) |
---|---|
建材名 | :RS-4524(フォーク) |
建材メーカー | :立川ブラインド |
建具のグレードを抑えて雰囲気を損なうより、ロールスクリーンに代替えする代わりに良質の生地で雰囲気をつくりました。
【畳ホール】
使用建材 | :畳 |
---|---|
建材名 | :イ草ユニット畳 |
建材メーカー | :無印良品 |
井草を染色せず使用していて香りもすることや、フローリングの厚さと同等で施工しやすいので採用しました。
【リビングダイニングの床】
使用建材 | :無垢フローリング |
---|---|
建材名 | :フレンチパインw170 |
建材メーカー | :ニッシンイクス |
【その他の床】
使用建材 | :無垢フローリング |
---|---|
建材名 | :フレンチパインw110 |
建材メーカー | :天龍木材 |
リビングダイニングと他空間のフローロング幅を変えたかったのですが、両方扱っているメーカーがなく2社に。
(天龍木材は施工者から提案いただきました)
【玄関土間・アプローチ】
使用建材 | :モルタル |
---|---|
建材名 | :カラーモルタル(櫛引) |
建材メーカー | :テクノジャパン |
タイルほどかしこまらずモルタルほど素気なくなく、と考えカラーモルタル櫛引を選定。気に入った色があったこのメーカーで採用しました。
「SHU一級建築士事務所」の建築への思いと建築作品
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設計士プロフィール
SHU一級建築士事務所
前島 周子 | まえじましゅうこ
一級建築士・インテリアカラースペシャリスト
〒154-0004
世田谷区太子堂4-25-6-3F
世田谷区太子堂4-25-6-3F
TEL:03-3413-3581
日本デザイナー学院インテリアデザイン科を卒業後、
10年間でタイプの違う3つの設計事務所を経験し、
1999年「SHU一級建築士事務所」設立。
2021年 インテリアに焦点を当てた活動も開始。
ヒアリングから施主の思いを引き出すことを大切にし ”あなたに似合う住まいづくり”をモットーに活動している。
設計者向けにヒアリング手法セミナーや施主の思いに寄り添う設計手法講座、 住宅会社の設計研修など。
インテリア科から建築の世界に入ったこともあり、 インテリアイメージから間取りを紐解く設計をしている。
住まい手にとってもメリットが多いと感じ 「インテリアから始める住まいづくり」を推奨している。
ヒアリングから施主の思いを引き出すことを大切にし ”あなたに似合う住まいづくり”をモットーに活動している。
設計者向けにヒアリング手法セミナーや施主の思いに寄り添う設計手法講座、 住宅会社の設計研修など。
インテリア科から建築の世界に入ったこともあり、 インテリアイメージから間取りを紐解く設計をしている。
住まい手にとってもメリットが多いと感じ 「インテリアから始める住まいづくり」を推奨している。
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シーズン毎で取材させて頂いている建築家へのインタビュー記事です。2007年秋にスタートして四半期毎に新しい記事の更新をしています。住宅、集合住宅、商業施設、公共施設など建築家の体験談をお楽しみください。