2020-02-02
伝統工芸士の手仕事が生きる金彩アート合わせガラス「絹ガラス」
着物の文化の中で受け継がれてきた技術 “金彩” をガラスに封入、現代空間に活かす
「絹ガラス」は創業88年の京都室町・伊と幸が、和装白生地メーカーとして培った、織り・染め・刺繍・金彩などの伝統技術と意匠性を活かし、和の美をモダンに表現した内装材です。
2枚のガラスに絹織物を挟み込むことで、独特な透明感の中に本物の絹の風合いや、刺繍の立体感、煌めきが浮かび上がります。
今回は絹ガラスの中でも、金彩を盛り込んだ「金彩アート絹ガラス」のご紹介です。
施工例:「ホテルヴィアイン京都駅八条口 ベッドヘッドボード①」 仕様:W1000~1450×H235mm、FL3mm+生地+FL3mm ガラスに封入する絹織物には、着物文化の中で確立・発展した「引き染め技法」にて、職人による手作業で墨色に染色。
着物の装飾加工のひとつである金彩は、千年以上の歴史を持つ、伝統的で高度な金箔の技術。染上がった着物の柄に、より豪華さを出すために金を施します。
2019年春にオープンした、ホテルヴィアイン京都駅八条口様に導入したヘッドボード用ガラス981枚には、経済産業大臣指定の伝統工芸士; 志賀豊先生、芦田俊明先生、石田健司先生 による金彩アートが1枚1枚手作業で描かれています。
金箔を散らした「切箔(きりはく)」、砂状の「砂子(すなご)」、細かい棒状の「野毛(のげ)」など、熟練の技術をふんだんに盛り込み、切箔・源氏香(げんじこう)・桜・紅葉・流水・扇 がモダンに表現され、「金彩アート絹ガラス」がお部屋を華やかに飾っています。
施工例:「ホテルヴィアイン京都駅八条口 ヘッドボード②」
伝統工芸士の手仕事が生きる「金彩工芸」。
ひとつひとつが一点もの。職人の想いと技をガラスに込めて、丁寧に制作いたします。
社内に図案家がおりますので、ご希望のアイデアをお伺いし相談しながら形にして参ります。
是非お気軽にお問い合わせくださいませ。
国立京都国際会館 特別室用 金彩作業風景
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