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建築家インタビュー
  • 掲載:2013年03月06日 更新:2024年07月26日

人々の感覚に訴える建築を目指す。

岡太郎建築設計事務所
岡太郎建築設計事務所
岡 太郎(TARO OKA)
〒259-0124
神奈川県中郡二宮町山西109-4
TEL:0463-73-4818
FAX:0463-26-6590
経歴
1972年 東京生まれ
1996年 早稲田大学芸術学校 卒業
1998年 北都設計 入所
2004年 岡太郎建築設計事務所 設立


要望以上の提案をしたときの施主様の驚きの声に喜びを感じます

現在は戸建住宅を主に設計させていただいています。
元々所属していた設計事務所が都内で一戸建てを得意としていましたので、私も自然と戸建が得意分野となっていました。 当初事務所に入った頃は一戸建てが一番簡単な仕事と思っていましたが、実際は十人十色の施主様がいて、施主夫婦の場合は意見が合わないことがほとんどでしたので、希望を形にするのが大変でした。
今では施主様が希望される要望以上の提案をさせていただいた時の施主様からの「そうきたか~」「それいいね~」などという言葉を聞いた時に心から嬉しさを感じております。

岡太郎建築設計事務所

施主様に合わせたひと手間の工夫

施主様から「建築家に依頼しているのだから既製の住宅のようなデザインは嫌だな~でも、お金はそんなにかけれないんだ・・」とよく言われます。
サッシなどは耐久性と値段を考えると既製のサッシはベストな選択です。木製の外国製のサッシはデザインがいいですが、日本の気候には合っていませんので不具合が出てきます。ですので、既製サッシの気配を消す様に無垢の枠材や方立てを使って部屋内から見てサッシを見えなくしてお施主様に納得していただくことが多いです。

また、家事動線ですが、そこも十人十色で様々な意見があり日々勉強になります。
例えば洗濯機置場ですが、キッチンの近くがいい方がいれば、洗濯を干すバルコニーの側へ設置して欲しいなど、まさに正解のない問題です。


無垢造の壁の形成に注目しています

無垢造という断熱材の代わりに柱を並べボルトで締めて1ユニットとし壁を形成するものです。
石膏ボードやクロス、断熱材などのように科学物質で部屋を取り囲むのではなく、自然に近い熱容量をのある素材の木材を使い、人間に近い有機物が廻りにあることにより本来の人間の力を蓄えられるのではないでしょうか。


10年20年先の将来を想像しながら構成すると良い

これから家を建てられる方は、流行のデザイン、現在の家族構成も大事ですが10年20年先のことを考えフレキシビルな空間構成、時間をかけていい味がでる建材を将来を想像しながら選ぶのも楽しいものです。
寝室も一番日当たりがいいところにする場合が多いですが、家の中での起きている時の滞在時間が一番長いのはどこか考えて寝室を配置していくのがベストかと思われます。
子供部屋も4.5帖あれば大きい方ですね。勉強はリビングですればいいですし、部屋には着替えと寝るだけにすれば3.8帖もあれば十分です。


ランドマークのような住宅をいつか設計してみたい

デザイン的に主張はしていないけれど街のランドマークになるような住宅をいつか設計してみたいです。「なんかいいよね~」「どこがいいかというと・・・」など見た目だけで訴えるデザインでなく、感覚に訴えるデザインができたらな~と思っております。








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