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建築家インタビュー
  • 掲載:2024年08月30日 更新:2024年08月30日

コンクリートのフレーム(躯体)に居場所を設えて「家」にした「家の躯体」

設計:IGArchitects一級建築士事務所 五十嵐 理人

IGArchitects一級建築士事務所
2023 年竣工。都内のわずか13 坪の敷地に建つ延床59.88 ㎡の狭小住宅。小さな敷地で都心に住まう可能性を提示した住宅でコンクリートのフレーム(躯体)に居場所を設えて「家」にしている。設備は躯体から切り離されているので後から如何様にでも変更・更新が可能。また大きな開口部を多数設けることで、外部環境を劣悪として内向きに閉じるのではなく、プライバシーを保ちつつ、外に開かれた住宅のあり方を提示した。

設計士プロフィール

IGArchitects一級建築士事務所
五十嵐 理人 | いがらしまさと
一級建築士・管理建築士

〒336-0025
埼玉県さいたま市南区文蔵3-18-3-309

1983年 東京都生まれ
2008年 工学院大学大学院建築学専攻修了
~2013年 清水建設株式会社設計部
~2018年 SUPPOSE DESIGN OFFICE
2020年 IGArchitects設立

受賞歴
2020年 空間デザイン賞2020 入選
2020年 ap賞 2020 大賞
2023年 空間デザイン賞2023 入賞
2024年 Archi-Neering Design AWARD 2023 入賞
2024 年ASIA ARCHITECTURE DESIGN AWARD INTERIOR DESIGN 最優秀賞

主な掲載誌
KJ 2020.06
INRTERIORS(韓国)
住宅特集 2024 年1月号
À Vivre HS#60(フランス)
モダンリビング No.274
住宅建築 No.507 2024 10月号



施主の要望

自邸なので施主ではないのですが、要望は小さな敷地で、それを感じさせない大らかな家にすることが重要でした。都内で⼾建てに住むという現実として、狭小地に建てる住宅の可能性を施主として、建築家として提示したいという思いはありました。また、本をたくさん持っていたので、蔵書をすべて収納できることと、自身の設計のショールーム的な側面もあったので、良く使うスケール感やマテリアルを体験してもらえるように設計しています。

こだわり

クライアントワークでは予算の関係で実現できないことがありますし、実験的なこともできません。マテリアルやスケール、ディテール等、クライアントワークではできないことを自邸では実験的にやってみよう、ということで様々な実験をしています。実際うまくいかなかったこともあるので、常日頃から楽しんで手を加えて、住みこなしています。


使用する建材はどのように選びましたか

採用するほかの建材との組み合わせもありますが、一番は経年変化が美しいことと、質感・手触りです。近年では建材の種類も増え、本物と見分けのつかないような○○調、○○風みたいなものもよく見るようになりました。ですが本物の持つ質感にはどうしても敵いませんし、出来上がった空間にそれは顕著に現れます。コンクリートも含め、そうした質感を大切に建材を選び、設計をしています。




作品で使用した建材

【床】
IGArchitects一級建築士事務所
使用建材 :フローリング
建材名 :BAREFOOT
建材メーカー :ティンバークルー


【床】
IGArchitects一級建築士事務所
使用建材 :レンガタイル
建材名 :オリジナル
建材メーカー :織部製陶


【床】
IGArchitects一級建築士事務所
使用建材 :磁器質タイル
建材名 :アルケティポ・ネロ
建材メーカー :リビエラ





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設計士プロフィール

IGArchitects一級建築士事務所
五十嵐 理人 | いがらしまさと
一級建築士・管理建築士

〒336-0025
埼玉県さいたま市南区文蔵3-18-3-309

1983年 東京都生まれ
2008年 工学院大学大学院建築学専攻修了
~2013年 清水建設株式会社設計部
~2018年 SUPPOSE DESIGN OFFICE
2020年 IGArchitects設立

受賞歴
2020年 空間デザイン賞2020 入選
2020年 ap賞 2020 大賞
2023年 空間デザイン賞2023 入賞
2024年 Archi-Neering Design AWARD 2023 入賞
2024 年ASIA ARCHITECTURE DESIGN AWARD INTERIOR DESIGN 最優秀賞

主な掲載誌
KJ 2020.06
INRTERIORS(韓国)
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