スポーツジムの床材に最適!ゴム床のメリットや施工方法
スポーツジムやフィットネスジムの床材は、適度な弾力があり、足腰に負担が少ない材料を使うことが求められます。
体育館などは木の床ですが、スポーツジムではバーベルなどを落とすこともあるため、防音性に優れ耐久性のあるゴム床が多く使われています。グリップ力があるため、フィットネスやダンスにも適した素材です。
今回は、ゴム床の素材の特徴や、施工方法を解説します。ゴム床のおすすめ商品もご紹介しますので、参考になさってください。
ゴム床のメリット
ゴム床のメリットは以下のとおりです。
衝撃吸収率が高い
ゴム床は衝撃を吸収する素材でできています。踏み出し時や着地時の衝撃を吸収し、足腰の負担を軽減します。
滑りにくい
ゴム床は滑りにくい床材です。運動時の安全性を確保するのはもちろん、キッズルームや会議室などの床にも適しています。
防音性が高い
ゴム床は耐久性が高く、傷がつきにくい素材です。激しい運動にも耐えることができます。ダンベルなど落下したときも、床が傷ついたりへこんだりしにくいです。
傷んだ部分のみ交換可能
いくら耐久性が高いといっても、繰り返し摩擦や衝撃を受けることで傷んでくるもの。特によく負荷がかかる部分だけ摩耗することもあります。ジョイント式のゴム床であれば、傷んだ部分のみを交換することができます。
施工が簡単
置くだけのゴム床なら、最短1日で施工完了します。既存の床の上から、一部分だけに敷くのもおすすめです。
費用が安い
ゴム床は自分でも施工できるため、工賃なしで材料費のみで取り入れることが可能です。
ゴム床の施工方法
ゴム床の多くは「置き敷き施工」といって、置くだけで簡単に施工できます。必要に応じて、両面テープや接着剤などで固定することも可能です。
~置き敷き施工の場合~
①既存の床の表面をきれいに清掃する
②上から隙間なく床材を並べると完成
~接着剤での貼り付けが必要な場合~
①ゴム床を置く部分をきれいに清掃する
②スパチュラなどで接着剤を均一に塗り拡げる
③ゴム床を隙間がないようにていねいに並べていく
④接着剤が乾く前に、ローラーなどを使用して圧力をかけ、なかに気泡が入らないようにゴム床を密着させる
⑤表面をきれいにしたら、必要に応じて防水塗料などを塗布して完成
ゴム床のおすすめ商品紹介
SPORTEC®purcolor
鮮やかな色彩が特徴的なラバー製の床材です。豊富なカラーがあるため、店舗のデザインに合わせて選ぶことができます。フィットネスやトレーニングエリアに適するよう商品開発しており、室内騒音の低減、歩行時の快適性や優れた耐久性、ダンベルやマシンなどの低摩耗性に優れています。
同じシリーズで、バスケットボールやテニスなどの屋外スポーツ施設でも使用可能な商品や、怪我の予防に優れた商品などさまざまなラインナップがあります。
SPORTEC® supercell
ロール状のゴム床です。タイルのように一枚ずつ並べないで良いので、広い場所にも向いています。ポリウレタンフォームとラテックスを原材料にすることで心地よい反発力を持ちつつ、衝撃を吸収する床材です。
安全性を向上させ関節の怪我を防止するのに役立ちます。学校の運動施設に最適な製品です。
【Response6.0™(レスポンス6.0)】
タイル状のゴム床を置くだけで施工できる商品です。最短1日で施工が完了し、リニューアルも簡単。施工にかかる費用も安く抑えることができます。
カラーバリエーションは18色で、自由にデザインを演出可能。水平運動に対する衝撃吸収機能を有するため、安全性が高く足腰への負担は少なく、高齢の方にも適した床材です。屋内用と屋外用のラインナップがあります。
スポーツマット
ジョイント式のゴム床で、パズルのように組み合わせると簡単に隙間なく施工できます。素人でも取り入れやすい商品です。接着剤不要ですが、必要なら両面テープや接着剤で固定します。
施工が簡単なのはもちろん、汚れたところや傷んだところのみ手軽に交換することも可能です。両面ノンラミネート加工となっており、水や汗がついても滑りにくいのも特徴。耐久性の高い素材で、床を保護する役割も果たします。
まとめ
ゴム床は、安全性や防音性や耐久性、メンテナンス性、施工性などに優れた床材です。置くだけの商品もあるので、気軽に取り付けられます。スポーツジムの階下への音が気になる、床が滑りやすい、既存の床に傷をつけたくないなどの悩みがあれば、検討してみてはいかがでしょうか。
住宅専門ライター