貼るだけ・置くだけDIY!フロアタイルの施工方法・おすすめ商品
床は、部屋の印象を左右する重要な部分。そろそろ床を替えたいとき、どうしますか?専門業者に依頼して、大掛かりな工事が必要なのでは…と思っている人もいると思いますが、ポイントを押さえれば誰でも簡単にDIYができるのです。今回は、DIYにおすすめな、貼るだけ・置くだけのフロアタイルをご紹介します。
フロアタイルとは?
フロアタイルとは、塩ビ素材のタイルのこと。同じ塩ビ素材の床材にはクッションフロアがありますが、こちらはクッション性があるシート状の床材のことを言います。また、フロアタイルは床タイルとも混同されがちですが、こちらは陶磁器や天然石でできているもの。フロアタイルよりも厚みや固さがあります。このように、床材には似たようなものがありますが、あえてフロアタイルを選ぶメリットには何があるのでしょうか。
メンテナンスや施工が楽
フロアタイルは傷や汚れに強いというメリットがあります。万一破損や汚損した場合でも、タイルを1枚だけ取り換えれば済むので、全面取り替えが必要なクッションフロアに比べるとメンテナンスが楽々。また、厚みは薄いもので約2.5mmです。さらに柔軟性もあるので、扱いやすく施工も簡単です。
費用が安い
同じタイルでも、床タイルは陶磁器や天然石を使用しているため、費用が高くついてしまいます。その点、フロアタイルなら本物そっくりの質感をプリントで表現しているので、費用が安いのもメリットのひとつです。
賃貸でも可能
通常、タイルは接着剤で貼り付ける必要がありますが、フロアタイルなら置くだけでOKなタイプも。接着剤は一切必要ないので、原状回復が必要な賃貸でも気軽に使えます。
フロアタイルの施工方法~接着剤で貼るタイプ~
ここからは、実際にフロアタイルの施工方法を見ていきましょう。ベーシックな接着剤で貼るタイプの施工方法を3ステップでご説明します。
①下地の掃除と接着剤塗布
下地のゴミや汚れを取り除いておきます。フロアタイルを貼る部分に、ボンドヘラやクシ目ゴテを使用して接着剤を塗り広げていきましょう。
②フロアタイル貼り付け
接着剤の上にフロアタイルを貼り付けていきます。フロアタイルのサイズを調整したいときは、好みの大きさにカッターで切れ目を入れ、折り曲げてからカットします。
③圧着
フロアタイルをジョイントローラーで圧着していきましょう。②と③を繰り返していけば完成です。
フロアタイルの施工方法~置くだけタイプ~
続いては、置くだけタイプの施工方法をご説明します。
下準備
フロアタイルは室温に応じて若干伸縮します。そのため、施工する1日以上前には取り寄せて室温になじませましょう。
①壁から5~8mm程度の隙間を確保し置いていく
隙間が必要な理由は、タイルが伸縮した際に目すきや突き上げを防ぐため。全ての壁に隙間が必要です。5~8mm程度の端材を置いて、スペースを確保しておきましょう。フロアタイルの接合部分を確認し、はめ込んでいきます。
②ローラーやハンマーで圧着
はめ込んだだけでは段差が残っている場合があるので、接合部分をジョイントローラーやハンマーで圧着しましょう。(ハンマーを使用する際には端材の上から)
③2列目以降を敷いていく
1列目に接合部分を押し込むようにして、2列目以降を敷いていきます。このときも、接合部分はローラーやハンマーで圧着していきましょう。長さの調整や、凹凸にカットする場合はカッターを使用。切れ目を入れて折り曲げ、後ろの滑り止めゴムを切り離せばカットできます。
置くだけフロアタイルのおすすめ商品
イノヴァーフロア
イノヴァーフロアは、世界中で愛用されている商品。サネ部分をはめ込むだけの手軽さが魅力です。一般的な床材よりも耐久性に優れているので、メンテナンスいらずなところもポイント。
MAMMUT【マムート:クロノテックスフロア】
MAMMUT【マムート:クロノテックスフロア】は、専用工具やハンマーで圧着する必要がないので、静かに施工できます。工事音の配慮が必要な複合住宅でも、気軽に取り入れられるのがポイントです。
「デコリカクリック」 接着剤不要 ワンタッチ施工
MAMMUT【マムート:クロノテックスフロア】は、専用工具やハンマーで圧着する必要がないので、静かに施工できます。工事音の配慮が必要な複合住宅でも、気軽に取り入れられるのがポイントです。
まとめ
フロアタイルを貼るのは、専門の業者に依頼する必要があるように感じますが、ポイントさえ押さえれば、誰でもDIYできるのです。また、接着剤の使用から床のリノベーションを諦めていた人でも、接着剤を必要としない置くだけのフロアタイルなら、気軽に取り入れられますよ。耐摩耗性や傷、汚れに強いフロアタイルを用いて、ぜひ床のDIYを楽しんでください。
住宅専門ライター