床暖房はリフォームでも設置可能!費用や取付方法を解説
足元からぽかぽかと温めてくれる床暖房。安全性が高いため、赤ちゃんやペットのいる家庭、ご高齢の方にも人気です。エアコンやストーブを使わなくても、床暖房だけで部屋全体を暖めることができます。
床暖房は、木造の一戸建てや、鉄筋コンクリート造のマンションなど、基本的にどんな家でもリフォームで設置することができます。今回は、床暖房リフォームの費用や施工方法、床暖房パネルのおすすめ商品などをご紹介します。
床暖房の種類(電気式・温水式)
床暖房は大きく分けると「電気式」「温水式」の2種類。それぞれに特徴があるので、用途や場所によって適した方を選びましょう。
電気式
電熱線パネルを敷き、発熱体に電気を通して暖めるタイプの床暖房です。設置費用は安いですが、ランニングコストは割高に。長時間体を密着させていると低温やけどの恐れがあるので注意が必要です。昼間は不在がちで朝晩の短時間しか使わないという方や、キッチンや脱衣場など狭い場所で取り入れるのに適しています。
温水式
床にパネルを敷き詰め、電気やガスなどの力で温めたお湯を循環させるタイプの床暖房です。部屋全体が均一に暖められ、床自体は最高でも40度ほどにしかならないため、低温やけどの心配がありません。太陽光や排熱を利用する商品もあり、光熱費の節約になります。設置費用は電気に比べて割高です。LDK全体など広い場所や、在宅時間が長い方、ペットやお子さんのいる家庭などに適しています。
床暖房リフォームの費用相場
床暖房をリフォームで設置する場合、1畳あたり5~10万円ほどが相場です。例えば、10畳の部屋に敷設するなら、50~100万円ほどが目安となります。
温水式床暖房を導入する場合、プラスでヒートポンプなどの熱源機が必要となることも。その場合、追加で20~100万円ほどかかります。
床暖房リフォームの取付方法
床暖房をリフォームで取り付けるには、主に2種類の方法があります。床の上から床暖房を取り付ける方法と、床を一旦剥がして取り付ける方法です。それぞれにメリットとデメリットがあるのでみていきましょう。
床の上から床暖房を設置する場合
既存の床の上にそのまま床暖房パネルを取り付け、上からフローリング対応フローリング材などの仕上材を張るという方法です。床を剥がす必要がないため、施工費用が抑えられます。ただし、床暖房の上に仕上げ材を貼ることになるため、リフォーム前よりも床が高くなってしまう点に注意が必要です.
床を一度剥がして床暖房を設置する場合
床の下につける場合は、既存の床材を一度剥がす必要があるため、床上に貼り付けるよりも施工費用は高くなります。しかし床をフラットにできるというメリットがあるため、予算に余裕がある場合や、バリアフリーにしたい場合は床を張り替える方式を選ぶと良いでしょう。既存の床材が老朽化していて、張り替えを検討しているなら、ついでに床暖房を導入するのもおすすめです。
電気式床暖房のおすすめ商品を紹介
遠赤外線電気式床暖房 yucapo(ゆかぽ)
全面にカーボンを塗布することで、全面から遠赤外線が放射され、すばやくあたたまる電気式床暖房です。フルオーダーなので、どんな形状にも敷設可能。初期費用が安く、メンテナンス費用もかかりません。リビング・ダイニングなど個別に制御でき、温めたい場所だけスイッチを入れることができます。
温水式床暖房のおすすめ商品を紹介
床暖房【シームレス床暖房パネル】
特許取得のシームレス床暖房パネルで、どんな形状の部屋でも施工可能な商品です。従来の温水式床暖房の銅管の代わりに、「超高分子架橋ポリエチレンパイプ」を使用。つなぎ目がないので、どんな施工店に頼んでも水漏れの心配がありません。熱源機は、ガス・灯油・エコキュート・ヒートポンプなどどんな商品にも対応しています。
まとめ
床暖房リフォームをすれば、冬の生活が格段に快適になります。施工日数も1~4日ほどで終わるので、意外と気軽に取り入れられますよ。床の張り替えを検討されているなら、ぜひいっしょに床暖房の導入も考えてみてください。
住宅専門ライター