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暑さ・寒さを和らげる!外壁・窓・屋根の断熱方法を徹底解説
「夏場の2階が暑すぎて寝苦しい」「暖房のきいたリビングから廊下へでるとびっくりするほど寒い」などの悩みを解消したいとき、検討したいのが断熱リフォームです。さまざまな断熱方法があるので、今の住まいの状態や予算に合わせて最適なリフォームを選びましょう。
今回は暑さや寒さを和らげたいときに、具体的にどのような断熱方法があるのかを解説します。
今回は暑さや寒さを和らげたいときに、具体的にどのような断熱方法があるのかを解説します。
1.基本的な断熱方法は2種類
住まいを断熱する基本となるのが、建物全体をつつむように断熱層をつくること。
主に室内側から施工する「内断熱」と、屋外側から施工する「外断熱」の2種類あり、両方を組み合わせるケースもあります。
内断熱とは、家の内側から断熱すること。柱と柱の間や床材の下などに断熱材を入れます。
壁に断熱材を入れるなら、いちど内壁を解体しなければなりません。またマンションでは床下に入れないため、一度床を剥がす必要もあります。
そのため内装リフォームとあわせて実施するとよいでしょう。
外断熱とは、家の外側から断熱すること。
外壁の外側にボード状の断熱材を張ったり、床下から断熱材を入れて底冷えを防いだりします。一戸建てでは、床の裏から断熱材を入れられるケースが多いでしょう。
外壁はいちど解体する必要があるので、外壁材の張り替えなどといっしょに実施するとスムーズです。
主に室内側から施工する「内断熱」と、屋外側から施工する「外断熱」の2種類あり、両方を組み合わせるケースもあります。
内断熱(充填断熱工法)
内断熱とは、家の内側から断熱すること。柱と柱の間や床材の下などに断熱材を入れます。
壁に断熱材を入れるなら、いちど内壁を解体しなければなりません。またマンションでは床下に入れないため、一度床を剥がす必要もあります。
そのため内装リフォームとあわせて実施するとよいでしょう。
外断熱(外張り断熱工法)
外断熱とは、家の外側から断熱すること。
外壁の外側にボード状の断熱材を張ったり、床下から断熱材を入れて底冷えを防いだりします。一戸建てでは、床の裏から断熱材を入れられるケースが多いでしょう。
外壁はいちど解体する必要があるので、外壁材の張り替えなどといっしょに実施するとスムーズです。
2.屋根の遮熱・断熱方法
2階の暑さ対策のポイントが、屋根面の遮熱や断熱です。
天井に断熱材を施工するより施工面積は増えますが、小屋裏に熱がこもらないためより高い断熱効果を感じやすいでしょう。
2階の暑さが厳しい場合、天井点検口から小屋裏をのぞいてみると断熱材が入っていないケースがあります。
野地板の下に現場発泡系の断熱材を吹き付ける、ボード状の断熱材を敷き詰めるなどの方法で、ずいぶんと過ごしやすくなります。
屋根の葺き替え工事にあわせて、野地板の上に断熱材を入れる方法も。
「古くなった屋根を新しくしたい」「屋根を軽くして耐震性能を上げたい」といった希望と同時に断熱性をアップできます。
遮熱塗料とは太陽光を効率よく反射させる機能をもった塗料。屋根に塗装すると、熱の吸収を抑えて室内温度の上昇を和らげます。
スレート屋根や金属屋根がそろそろ塗装時期という方は、検討してみるとよいかもしれません。
天井に断熱材を施工するより施工面積は増えますが、小屋裏に熱がこもらないためより高い断熱効果を感じやすいでしょう。
小屋裏から断熱材を施工する
2階の暑さが厳しい場合、天井点検口から小屋裏をのぞいてみると断熱材が入っていないケースがあります。
野地板の下に現場発泡系の断熱材を吹き付ける、ボード状の断熱材を敷き詰めるなどの方法で、ずいぶんと過ごしやすくなります。
屋根の葺き替え時に断熱材を入れる
屋根の葺き替え工事にあわせて、野地板の上に断熱材を入れる方法も。
「古くなった屋根を新しくしたい」「屋根を軽くして耐震性能を上げたい」といった希望と同時に断熱性をアップできます。
遮熱塗料で建物の温度上昇を穏やかにする
遮熱塗料とは太陽光を効率よく反射させる機能をもった塗料。屋根に塗装すると、熱の吸収を抑えて室内温度の上昇を和らげます。
スレート屋根や金属屋根がそろそろ塗装時期という方は、検討してみるとよいかもしれません。
3.窓の断熱方法
そして断熱における最重要ポイントが窓。家の中で一番熱が出入りしやすい場所のひとつなので、優先的に強化するとよいでしょう。
効果が高い割には費用負担が軽い、費用対効果の高さも大きなメリットです。
複層ガラスとは、2枚以上のガラスを層のように重ねたもの。1枚ガラスに比べて熱が伝わりにくくなるのはもちろん、防音性も高まります。
ガラスの間が空気の層という商品もありますが、さらに断熱性を高めるために真空やアルゴンガスが封入された商品もあります。
窓ガラスのまわりのフレーム部分をサッシといいます。昔から使われてきたアルミサッシだと外の寒さが入ってきたり、室内との温度差で結露ができてカーテンにカビが生えたりしがち。
樹脂や木製のサッシに交換すると、断熱性が上がります。
今ある窓の内側にもう一つの窓をつけて、熱や音の出入りを少なくする方法もあります。二重になるので窓を開閉する手間は増えますが、工事にかかる時間も短く人気のリフォームです。
マンションの管理規約で窓のリフォームができない場合も、内窓リフォームなら実施しやすいでしょう。
窓ガラスにフィルムを貼るだけでも、遮熱・断熱効果は期待できます。窓からの明るさを損なわずに、夏の熱をカット。
冬は室内から熱が外へ逃げていくのを防ぎます。紫外線をカットするフィルムもあり、日焼けが気になる方にもおすすめです。
窓に手を加えたくない場合は、カーテンの代わりに断熱性の高いブラインドを使うのも一つの方法です。
横からみたときに蜂の巣のような「ハニカム構造」になっているブラインドなら、空気層が断熱効果を発揮。夏の暑さや冬の寒さを防ぎ、冷暖房効果を高めてくれます。
効果が高い割には費用負担が軽い、費用対効果の高さも大きなメリットです。
複層ガラスに交換する
複層ガラスとは、2枚以上のガラスを層のように重ねたもの。1枚ガラスに比べて熱が伝わりにくくなるのはもちろん、防音性も高まります。
ガラスの間が空気の層という商品もありますが、さらに断熱性を高めるために真空やアルゴンガスが封入された商品もあります。
樹脂や木製のサッシに交換する
窓ガラスのまわりのフレーム部分をサッシといいます。昔から使われてきたアルミサッシだと外の寒さが入ってきたり、室内との温度差で結露ができてカーテンにカビが生えたりしがち。
樹脂や木製のサッシに交換すると、断熱性が上がります。
内窓の設置で二重窓にする
今ある窓の内側にもう一つの窓をつけて、熱や音の出入りを少なくする方法もあります。二重になるので窓を開閉する手間は増えますが、工事にかかる時間も短く人気のリフォームです。
マンションの管理規約で窓のリフォームができない場合も、内窓リフォームなら実施しやすいでしょう。
窓用フィルムを貼り付ける
窓ガラスにフィルムを貼るだけでも、遮熱・断熱効果は期待できます。窓からの明るさを損なわずに、夏の熱をカット。
冬は室内から熱が外へ逃げていくのを防ぎます。紫外線をカットするフィルムもあり、日焼けが気になる方にもおすすめです。
断熱ブラインド
窓に手を加えたくない場合は、カーテンの代わりに断熱性の高いブラインドを使うのも一つの方法です。
横からみたときに蜂の巣のような「ハニカム構造」になっているブラインドなら、空気層が断熱効果を発揮。夏の暑さや冬の寒さを防ぎ、冷暖房効果を高めてくれます。
4.窓からの日射を遮蔽する方法
窓においては「断熱」とともに「日射遮蔽」もポイントに。
窓の外側から夏の強すぎる太陽光を遮ることで、窓自体の温度も室温も上がりにくくなります。
ブラインドというと室内につけるイメージがあるかもしれませんが、窓の外側につけて外から日差しを遮ってあげると効果的。
太陽の高さに合わせてルーバーの角度を動かせば、必要な明るさは取り入れつつ直射日光や外からの視線をカットすることもできます。リモコンで開閉できるブラインドなら、家の中にいながら開けたり閉めたりできて快適です。
室内とともにテラスやデッキも暑さから守れるのが、オーニングやシェードなどの日除けアイテムです。冬の寒い日はオーニングを巻き取って、ポカポカと暖かい日差しを取り込むことも。
外出時の突然の雨から洗濯物を守るなどの使い方もできます。
窓の外側から夏の強すぎる太陽光を遮ることで、窓自体の温度も室温も上がりにくくなります。
外付けブラインド
ブラインドというと室内につけるイメージがあるかもしれませんが、窓の外側につけて外から日差しを遮ってあげると効果的。
太陽の高さに合わせてルーバーの角度を動かせば、必要な明るさは取り入れつつ直射日光や外からの視線をカットすることもできます。リモコンで開閉できるブラインドなら、家の中にいながら開けたり閉めたりできて快適です。
オーニング
室内とともにテラスやデッキも暑さから守れるのが、オーニングやシェードなどの日除けアイテムです。冬の寒い日はオーニングを巻き取って、ポカポカと暖かい日差しを取り込むことも。
外出時の突然の雨から洗濯物を守るなどの使い方もできます。
まとめ ~住まいや地域ごとに適した断熱方法がある~
住まいの断熱性を高めることで、暑さや寒さを和らげ、光熱費節約にも。快適な室温をキープできるとヒートショックなどのリスクも下がり、健康にも効果が高いといわれています。
どの断熱方法が適しているかは、今の住まいの状態や予算のほか、地域性なども関係しています。まずはリフォーム会社に相談してみましょう。 建材ナビには断熱関連の商品も多数掲載されています。ぜひ参考にしてください。
どの断熱方法が適しているかは、今の住まいの状態や予算のほか、地域性なども関係しています。まずはリフォーム会社に相談してみましょう。 建材ナビには断熱関連の商品も多数掲載されています。ぜひ参考にしてください。
著者(村田 日菜子)プロフィール
大学で建築を学んだ後、住宅専門のライターとして活動中。
主にWebコラムや住宅情報誌で、住宅購入やリフォームのノウハウ、マネー情報等の原稿執筆・編集をしています。
村田 日菜子の他の記事
グラスウールはどんな断熱材?ロックウールとの違いやメリット、デメリット
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木造住宅の断熱材はどれにする?断熱性、耐水性、耐熱性を基準に素材を解説
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