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子どもと快適に過ごせる家にしたい!リフォームでできること
子育てをしていると、大人だけの生活では分からなかった住まいの困りごとや不便さに気づくことはありませんか。子どもの誕生を機に生活スタイルが変わり、住まいへの要望も変化したためリフォームを考え始めたという方は少なくありません。
子どもはもちろん、家族みんなが快適に過ごせる家へのリフォームについて考えてみましょう。
子どもはもちろん、家族みんなが快適に過ごせる家へのリフォームについて考えてみましょう。
1.暮らしやすいプランニング
家族みんなが快適に過ごせる家づくりには、まず「動線」を考えることが大切です。動線とは人の動きを線で表したものであり、顔を洗う、準備をして出かけるなどの生活動線や、洗濯をする、食事の用意をするなどの家事動線があります。
子育てをしているときは、子どもを見守りながら家事をすることが多くなるため、できるだけ手っ取り早く済ませたいですよね。料理や後片付け、洗濯など、多くの家事を行うキッチンと洗面室をつながるように配置すれば、動線が短くなるため時短になり、家事の効率化が図れるでしょう。
キッチンの中でも食材の準備や下ごしらえ、洗い物や食器の片づけなど動線を確認しながら、冷蔵庫や収納棚の配置を決めていくと動きやすく家事も楽になります。毎日行うことだからこそ、負担は少しでも減らしましょう。
昔ながらの家は部屋を細かく仕切っていることが多いのですが、どこからでも子どもの様子が確認できるように、できるだけ見通しのいいオープンな空間をつくるのもおすすめです。
特にリビング・ダイニングは家族みんなが長時間過ごす場所なので、明るく開放的で居心地の良い空間にしましょう。 対面キッチンにすれば、家事をしている間も子どもを見守ることができ、家族との会話も楽しめますね。また、子どもの成長とともに生活スタイルが変化する可能性も考えておいたほうがいいでしょう。
そのためには、空間の用途をあまり決めすぎず、つくりすぎないことがポイントです。
例えば、子どものお昼寝や遊びスペースに最適な畳は置き型のものにしたり、将来的に可動式の間仕切りなどを用いて個々のスペースにできるように下地を施工しておくなど、フレキシブルな空間の使い方ができるといいですね。
2.使いやすい収納スペース
家族が増えれば自然と物も増えるので、収納スペースの確保も重要です。ただ広いスペースを設ければいいという訳ではありません。生活動線をしっかり考え、“必要な場所”に収納スペースを設けましょう。
玄関脇に土間収納を設ければ、ベビーカーや子どもの外遊びの道具をしまうのに便利です。廊下やリビング脇に家族共有の収納スペースをつくり、出かけるときの身支度が整うようにしておくのもいいですね。帰宅後もそこに片付けられれば、わざわざ自分の部屋に行く手間も省けるので、リビングに放置することも少なくなるかもしれません。子どもが普段遊ぶ場所の収納は、子どもの使い勝手がいいように高さや扉を工夫することで、自ら片付ける習慣がつくことも期待できるでしょう。
家具を置いて収納スペースを確保するよりも、リフォームの際に収納場所を設けたほうがすっきりとした統一感のある空間になり、スペースを有効に使えるメリットがあります。
3.快適な空間をつくる建材
誰もが快適で健康的な生活を望んでいると思いますが、子どもがいればなおさら衛生面や安全性への意識は高まるのではないでしょうか。
天然木から切り出した無垢材は、子育て世代のリフォームで人気のある建材です。壁や床などさまざまな用途に使え、天然木の持つ自然の温かみや調湿機能は人にやさしい空間をつくります。
広く知られているシックハウス症候群ですが、現在ではそれらを抑制・発生させないタイルや壁紙、塗料なども数多く販売されています。使用箇所や好みに合わせて取り入れてみるのもいいですね。
古くから用いられている畳はクッション性に優れ、遮音効果も期待できるなど、子どもを育てる環境として嬉しい機能がたくさんあります。子どもがいる家庭では、汚れにくい、掃除しやすい、といったメンテナンス面も気になるのではないでしょうか。
塩化ビニル系の素材でできたクッションフロアは水や油に強く、さっと拭き取るだけできれいになります。比較的安価で、色や柄のバリエーションも豊富なので取り入れやすいでしょう。
傷や汚れに強い壁紙やフローリングを用いたり、汚れた部分だけを取り換えられるタイルカーペットなどもおすすめです。
4.安心・安全を叶える設備
住宅設備は日々進化しています。忙しい子育て世代をサポートしてくれる設備もたくさんあります。
リフォームでの導入を検討してみるのはいかがでしょうか。
いまや住宅設備の定番ともいえる食器洗浄乾燥機は、子育て世代の強い味方となる設備です。食器や調理器具を洗う手間が省けるので、その時間を他の家事に充てたり、子どもと過ごしたりと有意義に使えるでしょう。
最近は食器洗浄乾燥機の洗浄力も向上し、節水効果も期待できます。リフォームの際にビルトインタイプにすると、置く場所に困ることもなく、見た目にもすっきりします。
子どものお世話や家のことを終わらせた後、シンクの中に洗い物が残っていたら気分が滅入ってしまいますよね。上手に活用して、家事の負担を軽減させませしょう。
子どもたちは早めに入浴するけど、パパは帰宅が遅いからお湯が冷めてしまう…など家族の入浴時間に差があるというご家庭も多いのではないでしょうか。
保温浴槽は、発砲ポリエスチレン(発泡スチロール)断熱材で浴槽を包み込んでいるので、保温効果が高く長時間温かさをキープします。追い焚きの回数を減らすことができ、光熱費の削減にもなりますね。
やさしく足元から暖めてくれる床暖房も人気の設備の一つです。温風によって暖める暖房器具と違い、ほこりが舞い上がることもなくきれいな空気が保てます。
床暖房は熱源が床下のため、石油ストーブやファンヒーターのように子どもがやけどする心配も軽減されます。掃除する手間もかからず、季節ごとの出し入れが不要なことも大きなメリットですね。
床暖房にはいくつかの種類があります。大きく分けて「電気式」「温水式」の2種類があり、それぞれに発熱方法や工事内容、導入コストやランニングコストなどに違いがあります。家族の生活スタイルに適した床暖房を選びましょう。
最近取り入れている家も多いスマートキーは、子育て世代におすすめの設備です。子どもを抱っこしながら、または大量の荷物で両手がふさがったまま、玄関の鍵を取りだし解錠するのは大変ですよね。
リモコンタイプのスマートキーなら、鍵をポケットやバッグに入れたまま施錠・解錠ができるのでとても便利です。
また、子どもにとって鍵穴に鍵を挿して回すのは、意外と難しく感じることかもしれません。近づくだけ、もしくはドアノブのボタンを押すだけなら簡単で、鍵を取り出す必要がないため紛失する心配も減るでしょう。
リフォームでの導入を検討してみるのはいかがでしょうか。
食器洗浄乾燥機
いまや住宅設備の定番ともいえる食器洗浄乾燥機は、子育て世代の強い味方となる設備です。食器や調理器具を洗う手間が省けるので、その時間を他の家事に充てたり、子どもと過ごしたりと有意義に使えるでしょう。
最近は食器洗浄乾燥機の洗浄力も向上し、節水効果も期待できます。リフォームの際にビルトインタイプにすると、置く場所に困ることもなく、見た目にもすっきりします。
子どものお世話や家のことを終わらせた後、シンクの中に洗い物が残っていたら気分が滅入ってしまいますよね。上手に活用して、家事の負担を軽減させませしょう。
保温浴槽
子どもたちは早めに入浴するけど、パパは帰宅が遅いからお湯が冷めてしまう…など家族の入浴時間に差があるというご家庭も多いのではないでしょうか。
保温浴槽は、発砲ポリエスチレン(発泡スチロール)断熱材で浴槽を包み込んでいるので、保温効果が高く長時間温かさをキープします。追い焚きの回数を減らすことができ、光熱費の削減にもなりますね。
床暖房
やさしく足元から暖めてくれる床暖房も人気の設備の一つです。温風によって暖める暖房器具と違い、ほこりが舞い上がることもなくきれいな空気が保てます。
床暖房は熱源が床下のため、石油ストーブやファンヒーターのように子どもがやけどする心配も軽減されます。掃除する手間もかからず、季節ごとの出し入れが不要なことも大きなメリットですね。
床暖房にはいくつかの種類があります。大きく分けて「電気式」「温水式」の2種類があり、それぞれに発熱方法や工事内容、導入コストやランニングコストなどに違いがあります。家族の生活スタイルに適した床暖房を選びましょう。
スマートキー
最近取り入れている家も多いスマートキーは、子育て世代におすすめの設備です。子どもを抱っこしながら、または大量の荷物で両手がふさがったまま、玄関の鍵を取りだし解錠するのは大変ですよね。
リモコンタイプのスマートキーなら、鍵をポケットやバッグに入れたまま施錠・解錠ができるのでとても便利です。
また、子どもにとって鍵穴に鍵を挿して回すのは、意外と難しく感じることかもしれません。近づくだけ、もしくはドアノブのボタンを押すだけなら簡単で、鍵を取り出す必要がないため紛失する心配も減るでしょう。
まとめ
子どもと暮らしやすい住まいをつくるためには、間取りや空間づくの中に、子育てがしやすく、家事の負担を減らす工夫が大切です。
健康的で安全な住まいは、高齢者にとってのやさしい家づくりと重なる部分も多く、家族みんなにとって最適な空間といえるでしょう。リフォームを検討するときは、生活スタイルや予算、将来のことを考慮しながら決めていきましょう。
著者(おのみき)プロフィール
建築・インテリア系の専門学校卒業後、工務店にて建築業務に携わる。
福祉住環境コーディネーター2級。
二児の母。
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