お部屋の印象を決めるフローリングの色。タイプ別選び方のポイント
好みの色を選ぶのもひとつの方法ではありますが、色のバランスや組み合わせ、家具やインテリアなどの相性を考慮する必要があります。
ここではいくつかの組み合わせ例をご紹介します。
1.フローリングの色の種類
フローリングの色の種類は大きく3つに分けることができます。
明るい色、中間色、ダークな色の3つの色のどの系統を選ぶかによって、明るい開放的なイメージのお部屋から落ちついたシックな感じのお部屋までを演出することが可能です。
フローリングの色だけでなく壁やカーテン、インテリアとの組合せによってもイメージが変わってきますので色選びで悩む人は多いようです。
フローリングの色は樹種によっても異なりますが、塗装、無塗装によってもその表情を変えます。
同じ「オーク」でもオイル塗装の種類によって明るい色から暗めのダーク色まであります。
2.明るい色調のホワイトオーク
フローリングの色は樹種によっても異なります。
中でもホワイトオークは明るい色調の樹種のひとつです。
明るい色合いのフローリングはナチュラルモダンや北欧風のインテリアとの相性抜群です。
経年変化による色の変化の度合いは少ないことが多く、ほんのり黄味がかった深みのある色へと変わります。
3.個性的な風合いのミズメ桜
ミズメ桜はカバ科に分類される木です。
カバ材の特徴としては木の外側と内側では異なる色合いをもっているという点があります。
木の内側にいくほど赤みが強くなり赤褐色を呈し、外側にいくほど白っぽい色合いとなります。
着色では得られない自然な色合いの変化がありおもしろみのある木材です。
経年変化により深みのある飴色へと変化していきます。
ナチュラルカラーの北欧スタイルから、最近のトレンドである「ナチュラル&ブラック」コーデや、マスタードイエローやグレージュ色をアクセントとしたインテリアで優しい空間を作ることができます。
4.インテリアを楽しむダークブラウンのフローリング
ダーク系のフローリングとしてはブラックウォルナットやローズなどがあります。
一般的なインテリア例としては「家具は床色と同系色」「同じ系統の色でまとめると失敗が少ない」といわれます。これではダークブラウンの床であれば黒かブラウン、グレーといった色合いになります。
もちろんこの組み合わせでも問題はありません。落ち着いた大人な空間を演出できると考えます。
ワントーン明るいブラウンの家具やインテリアとも相性がよいのがダーク系の床です。
また白かオフホワイト、ベージュのインテリアだと解放感のある雰囲気に、またアクセントクロスなどを用いると組み合わせやすくなることもあります。
5.経年変化を楽しむフローリング
無垢のフローリングは個性的だと言われます。
その所以は木の成長過程で生まれる木目が個々で異なり、唯一無二のものだからです。
そのため板目や色合いも様々で、多彩な表情を見せてくれます。また経年変化によって更に異なる雰囲気を醸し出すことがあります。
あずみの松=アカマツもそのひとつです。天然木の美しい木目ときめ細やかな木肌は、明るい色調から透明感のある赤褐色へと変わり味わい深い雰囲気へと変化します。
6.まとめ
お部屋のイメージを決める大事な床材としてのフローリング。
経年変化も楽しくことができるためその時々でのインテリアとの組合せを考えるのも楽しくなります。
今と未来を考えたワンランク上のお部屋つくりをしてみませんか?