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掲載:2023年07月01日更新:2023年08月18日

外構デザインにはどんな種類がある?特徴やポイントを解説!

外観

家づくり計画を進めるときに、併せて外構デザインを検討することがあるでしょう。ただ、どのような外構デザインにすればいいのかわからず、悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事では、外構デザインの種類や外構デザインを構成する重要なパーツを紹介します。さらに、外構デザインを計画するときに注目したいポイントも併せて見ていきましょう。




1.外構とは



外構とはエクステリアと呼ぶこともあり、庭や駐車場を含む家の外の設備や空間を指します。
家づくりと併せて外構工事を行う場合もあれば、家を建てたあとに工事を行うケースも少なくありません。


2.外構デザインの種類



ひとえに外構デザインといっても、主に3つの種類があり、それぞれ見た目や特徴が異なります。
ここでは、それぞれの外構デザインの特徴を詳しく見ていきましょう。

クローズド外構


クローズド外構とは、門柱やフェンスなどで家の敷地を囲むデザインです。敷地と敷地外を明確に分けることができ、外からの視線を完全にシャットアウトできるのが特徴といえるでしょう。

また、門やフェンスを使って敷地内と外を完全に分けたデザインとなっているので、外部からの侵入を防ぐことができ、セキュリティ性を高められます。また、外からの視線を遮られるので、プライバシーを確保しやすいといった特徴があります。
ただし、敷地に沿ってフェンスや塀を設置する必要があり、敷地の広さによっては建材の量が多くなることから、コストが高くなる傾向があります。

セミクローズド外構


オープン外構は、門柱やフェンスで敷地を囲わずに開放的なデザインが特徴です。クローズド外構と比べると、必要な建材の種類や量が少なく済むので、工事費用を抑えられるのがメリットでしょう。
また、狭い敷地であっても、オープン外構であれば敷地外とのつながりがあることから、開放感のある広々とした空間に仕上がります。

ただし、敷地内と外を隔てるものがないので、外部からの侵入が容易であり、セキュリティ性が劣ってしまいます。とはいえ、昨今は、防犯砂利やセキュリティライトなどがあり、そういった防犯対策用品を活用すれば、オープン外構でも一定のセキュリティ性を維持できるでしょう。

防犯性が高い


セミクローズド外構は、クローズド外構とオープン外構の中間に位置する外構デザインです。門柱やフェンスを使って完全に敷地内を囲むクローズド外構とは異なり、一部の必要なところだけにフェンスなどを設置して、目隠しをするといったイメージです。

クローズド外構よりも費用を抑えられ、オープン外構よりもセキュリティ性を高められるメリットがあります。ただ、どこにフェンスを設置するかによって、開放感や外構デザインそのものが変わってきます。
そのため、クローズド外構やオープン外構よりも、デザインや設計の難易度が高い外構デザインともいえるでしょう。


3.外構デザインを構成する重要な設備・建材


外観

外構デザインを作り上げるには、さまざまな設備や建材が必要です。
ここでは、外構デザインを構成する重要は設備を見ていきましょう。

門柱



門柱は家の顔になるとも言われており、外構デザインにおいて非常に重要な建材です。門柱の色やデザインによって、外構の見た目が大きく変わります。

さらに、昨今は宅配ボックスを設置できるなどの機能が備わった門柱もあるので、見た目だけでなく機能にもこだわりたい方は、門柱の計画をしっかりと進めることが大切です。

アプローチ



門柱から玄関へとつながるアプローチは、家と外とがつながる動線であり、アプローチのデザインで外構の見た目が大きく変わるでしょう。
アプローチには、タイルやレンガに加え、石材が使用されるケースが多いです。
もしくは、コンクリート刷毛仕上げなども採用されることが多いでしょう。

カーポート


カーポート

駐車スペースとしてカーポートを採用することも少なくありません。カーポートを設置すれば、大切な愛車が雨に濡れずに済むので、車を守ることができます。
ただし、外構デザインの中でもカーポートは非常に大きな建材なので、存在感が大きく、選ぶ商品によって外構の見た目が大きく変わるでしょう。

近年は、おしゃれな外構デザインに合うような意匠性の高いカーポートもあるので、そういった商品を選べばデザイン性の高い外構を作ることが可能です。

ウッドデッキ


ウッドデッキ

外構計画の中でウッドデッキの設置を検討する方が多いでしょう。ウッドデッキがあれば「お庭時間」を楽しむことができ、バーベキューやアウトドア体験などができるのが魅力です。

なお、ウッドデッキには天然の木材でできたものに加え、人口木材で作られたものがあります。それぞれ価格、メンテナンス性、見た目などが異なるので、希望に合ったウッドデッキを選びましょう。

植栽



外構デザインでは、植栽の存在も非常に大切です。どのような花木を植えるかで、外構の印象がガラッと変わります。
また、昨今はシンボルツリーを植えることが多く、家の築年数とともに植栽が成長していく姿を楽しめます。

照明


街頭

外構デザインにおける照明は、おしゃれな外構になるかの重要なポイントともいえます。
ライティングの仕方によって、外構デザイン全体の印象が変わるので、しっかりと計画することが大切です。植栽を下から照らし、家の外壁に花木の影を写すといった手法は主流です。


4.外構デザインを計画する時に注目したいポイント



外構デザインにはさまざまな種類があり、予算や希望に合わせてデザインを選ぶことが大切です。とはいえ、いずれの場合であっても、外構デザインを計画するときは注目したいポイントが2つあります。

ここでは、外構デザインを計画するときに押さえておきたい2つのポイントを詳しく見ていきましょう。

セキュリティ性


外構デザインを計画するときは、セキュリティ性を意識しましょう。とくにオープン外構の場合は、簡単に外部から侵入できるので、セキュリティ対策が必要不可欠です。
たとえば、通常の砂利の代わりに防犯砂利を使用することで、外部から人が入ると音でわかるようになります。 そのほか、人感センサーライトを設置すれば、人が入るたびに照明が点灯します。

外構デザインを計画するときは、見た目にこだわるのはもちろん、セキュリティ性を意識することが大切です。

室内とのつながり


おしゃれな外構デザインを作るには、室内とのつながりを大切にしましょう。リビングからウッドデッキへのつながりに工夫することで、リビングが広くなったように感じ、開放的な空間を演出できます。

また、庭で過ごす機会が多い場合は、室内と外との動線も意識したほうがいいでしょう。
たとえば、ウッドデッキと建物の段差をフラットにすれば、視覚的に内と外とのつながりができるだけでなく、往来しやすくなるので、荷物の出し入れがしやすくなるといったメリットがあります。

外でバーベキューやアウトドア体験をする機会があるときは、わざわざ玄関や勝手口を使わなくても、リビングからウッドデッキにつながる動線をたどることで、最短距離で庭へとアクセスできるでしょう。

外構デザインを計画するときは、見た目だけでなく、利便性も意識することがポイントです。


まとめ


外構デザインには「クローズド外構」「オープン外構」「セミクローズド外構」の3種類があり、それぞれ特徴が異なります。予算や希望、さらに敷地条件に合ったデザインを見つけることが大切です。また、外構デザインは門柱やフェンス、カーポートなど、さまざまな建材によって構成されます。

建材ナビでは、外構で使用する建材の情報をたくさん紹介しています。
これから外構計画をされる方は、ぜひ参考にしてください。



著者(岡本 修)プロフィール

フリーライター・編集者として活動。 大手メディアサイトやハウスメーカー、工務店のコラム記事を担当。






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