建材情報まとめサイトすまいりんぐ
COLUMN
コラム
掲載:2019年08月20日更新:2019年08月20日

冷暖房・空調機器の選び方

高気密、高断熱化が進んだ昨今、冷暖房機器も室内の空気をきれいに保ち、マイルドな温風で部屋を暖めるさまざまな機種が開発されています。
暖房機器を選ぶときは、最初に熱を供給する熱源を決めましょう。
熱源には電気とガス、石油の3種類があります。
エアコン

空気を汚さず、操作性の良い暖房機器を選ぶポイント

電気式の暖房機器は、発熱させたセラミック熱の温風で暖めるセラミックファンヒーターや、温めた蓄熱用レンガの放熱で部屋を暖かくする蓄熱式暖房機、パネルヒーターやオイルヒーターなどがあります。
蓄熱式暖房機は夜間電力で蓄えた熱を使い、外気温に応じて蓄熱量を自動でコントロールするタイプもあります。

ガスや石油を熱源とする製品は、排気を本体に付いている円筒を介して屋外に送り出すFF式ファンヒーターや、外の熱源機と呼ばれる器具で温水を作る温水ルームヒーター、温水パネルヒーターなどがあります。
いずれも最新型では、密閉度の高まった住宅にあわせて室内の空気を汚さない工夫が施されています。

寒い時期は長時間の使用が想定されるので、購入時にはランニングコストにも配慮して選びましょう。また、リビングなどに置くことの多い暖房機器は部屋に調和するデザインもポイントとなります。
また、家族のだれもが安全に使えるよう操作性も考慮して選ぶことも大切です。

エアコン

エアコンの種類と選び方

エアコンの種類は、壁掛け型と天井や壁内に埋め込むビルトイン型に分けられます。一般的に手軽に後付けで取り付けられるのが壁掛け型でありますが、ビルトインタイプは大掛かりな工事になるため、新築時やリフォームを機会に取り付けられることが多いです。

壁掛け型は価格が手ごろで、後付けや古くなったものを新しい機器に簡単に交換できるのがメリットです。センサーの働きで室内を適温にキープしたり、冷風と温風の吹き出し口を制御するなど、低消費電力で快適性を高める機能が充実しています。また、面倒なフィルター掃除なども自動掃除機脳や除菌、脱臭機能の搭載など高性能なものも続々登場しているので、購入の際に確かめましょう。

天井や壁内に埋め込まれたビルトイン型は、出っ張りが少なくなるのでインテリアにこだわった部屋には適しています。客間や和室など、機器を見せたくない場合に使われることが多いです。

また、複数の室内機を1台の室外機で稼働させるマルチエアコンは建物の外周りにいくつもの室外機が並ばないため、すっきり見えるのがメリットです。生活スタイルのニーズに合わせて選びましょう。

エアコン







SHARE


建材ナビ編集部の他の記事

RELATED ARTICLE

アクセスランキング(COLUMN)
お風呂の壁に磁石がつくって知ってた?仕組みと理由を聞いてみた
グラスウールはどんな断熱材?ロックウールとの違いやメリット、デメリット
インナーバルコニーとは?メリット・デメリットについてまとめました!
万能なフロア材、「突き板フローリング」とは?メリットとデメリットをご紹介
外壁を塗り壁にする特徴や費用を解説!土壁や漆喰・ジョリパットの違いは?
SumaiRing最新記事
SPECIAL
株式会社ペッパーフードサービス
【取材報告】新業態すき焼き専門店「すきはな 新橋銀座口店」誕生について、建築的視点でお伺いしました。
STORY
株式会社竹中工務店 ✕ 株式会社アサノ不燃
美濃和紙の風合いをそのままに不燃化。『ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 名古屋』で採用された不燃和紙壁紙
ARCHITECT
鈴木隆介一級建築士事務所 鈴木隆介
歌川広重が東海道五十三次で描いた、鳴海宿内にある相原町の寿司屋「二葉寿司」
MANUFACTURER
ボウクス株式会社
選りすぐりのブランドが持つ、唯一無二のストーリーを伝えたい 。タイル流通における「問屋の価値」を再定義
COLUMN
安全で快適なサッカー場をつくるには?芝生を選ぶときのポイント、防球ネットや照明などの特徴を紹介
COLUMN
建材コラム
建材のことをわかりやすく紹介するコラム記事です。 建材に関するあらゆることから、身の回りの疑問に感じた住まいに関する記事まで取り揃えています。