駐車場にあると良い設備
新築の注文住宅を購入する方は、外構プランを合わせて検討しておくことをおすすめします。
特に駐車場の外構プランをしっかり考えておかないと、「設置しておけばよかった」と後悔してしまうかもしれません。
本記事では、駐車場の正しい外構プランについて解説します。
1.駐車場は失敗が許されない外構
駐車場は外構の中でも特に失敗できない設備です。
その理由は設置費用のコストが高く、やり直し工事をすると膨大な費用がかかる場合もあります。さらに何も考えずに業者から提案されたプランを進めると、生活に必要のないムダな設備を設置してしまう恐れがあります。
失敗しないためにできることは、業者に丸投げでお任せをしないことです。
自分なりに外構プランを検討しておきましょう。
2.失敗しないために注意すべきこと
駐車場のプランを検討する際には以下の4つのポイントに注意をして、プランを検討することをおすすめします。
駐車場設置にかけられる費用を設定する
外構プランを検討する際に、駐車場にかけられる費用を設定しましょう。
駐車場の費用は一般的に住宅建築費用の15%程度が理想と言われていますが、必ず15%の費用を確保する必要はありません。コストを抑えたプランであれば、150万円程度で設置することができます。
住宅建築費用とのバランスを見ながら、理想の費用を設定しましょう。
駐車場として確保できるスペースを調査する
駐車場のスペースを十分確保できているかを確認することも重要です。
注文住宅を設計する際に、どの程度スペースが確保できるかを合わせて確認してください。
確保するサイズがわからない場合は、以下の表を参考にしてください。
幅(m) | 長さ(m) | |
---|---|---|
軽自動車 | 2.0 | 3.6 |
5ナンバーの自動車 | 2.3 | 5.0 |
3ナンバーの自動車 | 2.5 | 6.0 |
所有している車と停車する分の自動車の台数を計算し、必要なスペースを確保しておきましょう。
道幅が4.0m以下の住宅や運転に自信のない方は、上記のスペースに加え駐車場スペースにゆとりを持たせましょう。
生活動線を意識して導入すべき設備を検討する
駐車場に関連する設備はさまざまなものがあり、依頼者によって優先度が異なります。ご家庭の生活環境に合わせて、必ず利用するものは何かを検討しながら必要な設備をそろえましょう。
代表的な駐車場の設備は以下の通りです。
・シャッター
・カーポート
・車止め
・タイヤを収納する物置き
予算が限られているため、どこに力を入れるか優先順位を設定し必要な設備とそうでない設備を分けてください。
駐車場を得意とする外構業者を見つける
駐車場の工事を依頼する外構業者は、ハウスメーカーが提案した業者を選ぶのではなく、駐車場工事を得意としている業者に依頼をしてください。
施工事例が豊富な外構業者に依頼をすると、工事費用を抑えながら家と調和の取れたデザインの外構プランが可能になります。
1社に限定をするのではなく、施工事例をいくつか確認した中から相見積もりを取るようにしましょう。
3.おすすめの駐車場設備
駐車場に取り入れると良いおすすめの駐車場設備を紹介します。
気になる設備があれば、ぜひ購入を検討してください。
キャノポート
雪の多い地域や積雪量の多い地域であれば、耐久性に優れたカーポートがおすすめです。
屋根材には耐食性、耐候性に優れた遮熱材を使用し、屋根下の温度上昇を軽減します。さらに結露軽減材を全商品に使用しているため、冬場の結露発生を未然に防ぐことが可能です。
一般的なアルミ製のカーポートに比べて強度があり、天候に左右されずに設置することができるため、耐久性をカーポートに求める方におすすめです。
エクステリアタイル
駐車場の床材におしゃれなデザインを求める方は、耐久力のあるタイルを選びましょう。
耐久力の無い素材を床材に使用すると、車の重さによってひび割れ等が発生する恐れがあります。
おすすめは、エクステリアタイルです。タイルの厚さは18mmあり、駐車場に必要な耐久性を備えています。
カラーラインナップは8種類あり、戸建住宅、マンションのデザインに合わせたレイアウトが可能です。
カーストップバー
可能であれば、駐車場に車止めを設置しましょう。
駐車場に車止めを設置することで、駐車時の事故を未然に防ぐことが可能です。無機質なブロックではなくデザイン性のある製品をお探しの方は、カーストップバーがおすすめです。
丸パイプを使ったスタイリッシュな車止めで、カラーリングは、シルバー、ブラウン、ホワイト、レッド、ブラウン、オレンジの6種類あります。住宅のイメージに合うものを選べば、駐車場をおしゃれに演出することができます。
2台分の車止めとしても設置できるので、低コストで設置することも可能です。
EVコンポライト
EV車、PHV車を利用している方におすすめの設備がコンパクトなEVポート「EVコンポライト」がおすすめです。
自動車を充電するためのEV車専用ポートで急速充電が可能になります。EVコンポライトは、ケーブルを綺麗に収納できる電気スタンドで、壁掛けタイプと自立タイプどちらのモデルもあります。
ケーブルをキー付きキャビネットに収納できるため、盗電の心配なく充電ケーブルと繋いだままその場を離れることができます。コンパクトなEVポートを検討している方は、EVスタンドの導入を検討しましょう。
ウッデイ
駐車場を住宅と調和の取れたガレージにしようと検討している方におすすめの商品が、「ウッデイ」です。
どのような建築デザインとも調和の取れるシンプルなデザインでありながら、重厚感を醸し出すガレージです。
シャッター部分には北海道産の木材を使用し、温かみのある空間を演出します。さらに、オプションで用意された明かり窓を取り付けることも可能です。
駐車場をワンランク上のものに仕上げたい方は、ガレージを検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
駐車場のプランニングを検討している方に向けてヒントとなる情報・建材を紹介しました。
今回紹介した建材・商品は全て導入する必要はありません。何を最も優先するかを検討し、理想の駐車場を手に入れましょう。
さらに駐車場の外構設備について知りたい方は、建材ナビをご確認ください。建材ナビでは、エクステリアに役立つ情報を多数発信しています。外構プランの参考になれば幸いです。
本職は、エンタメクリエイター。
知人のエクステリア界隈の記事執筆を機に、エクステリア界隈に興味を持つ。
現在は、エクステリア系専門誌の記者としても活動中。
展示会が好きです。