テラス席の賢い作り方
お店にテラス席を導入しようと検討しているオーナーさんは、お客様が快適に過ごすためにどのような点に配慮が必要なのでしょうか。
本記事では、お客様が喜ぶおしゃれなテラス席がどのようなものかについて解説します。
今回は飲食店取材経験のある著者が、リアルな声を取り入れながら解説をします。
お店づくりでお悩みの方はぜひ参考にしてください。
1.テラス席設置時に知っておくべきこと
解放的なテラス席は、2020年以降、コロナ対策の観点から需要が急激に高まりました。2023年は制限が大幅に緩和されたことで、さらなる需要が高まっています。
テラス席のプランを検討する際には、いくつか注意すべきことがあります。プランを計画する際に、次のポイントに注意をして計画を進めてください。
お店別、コンセプトの考え方を検討する
おしゃれな設備を導入し設置しても、お店のコンセプトと合わないものであれば、テラス席だけが浮いてしまう可能性があります。 チグハグなデザインを避けるために、お店のコンセプトとしっかり合う装飾や設備を検討しましょう。
予算設定を正しく検討する
予算設定をする際に、絶対にやってはいけないことがあります。
インターネットでテラス席に必要な予算を調べて費用を設定する方法です。
参考にしたお店とレイアウトが全く同じであれば、ネットで調べる方法が効果的ですが、それ以外の場合は、再現性が難しく予算が高くなってしまう恐れがあります。
予算を設定する際には、「テラス席を何席設置するのか」「どこにお金をかけるのか」など、プランを設定し、必要な設備は何かを割り出して予算を設定してください。
お客さん目線で必要な対策を考える
おしゃれな装飾を施してテラス席のプランニングは終了ではありません。
テラス席を利用したお客様が快適に過ごせるようお客様目線で、あると嬉しい設備は何かを考えましょう。
テラス席にあると嬉しい代表的な設備は以下の通りです。
・テラス席に設置する植物は防虫効果の高い安全な植物を設置する
・ペット同伴店ではペットに配慮したレイアウトを意識する
お店の立地場所や客層によって必要な設備、優先事項が異なります。お客様目線に立って、どのような設備があると良いかを考えてください。
事例をたくさん見る
エクステリアのプランと同様、テラス席が設置されているお店をたくさんチェックすることも重要です。
SNSでお店の雰囲気を確認することも可能ですが、可能であれば実際に目で見て確認することをおすすめします。
実際に目で見ることで、導入予定の製品のサイズ感を確かめることが可能です。さらに、集客に必要な要素を見つけることも可能なため、おしゃれなテラス席のあるお店をたくさんチェックしましょう。
2.テラス席にあると嬉しい商品を紹介
テラス席にあると良いおすすめの設備をいくつかピックアップしました。
テラス席を設計する際の参考にしてください。
ワンタッチで開閉可能なオーニング「自立型木かげ」
テラスにあると良い設備でもあるオーニングは、急な雨でも簡単に開閉ができる製品を選びましょう。
おすすめは、「自立型木かげ」です。ワンタッチ式のオーニングで、レバーを握ってハンドルを押し上げるだけで簡単に開閉が可能です。カラーリングも15色あり、角度を調整することができます。
さまざまなレイアウトと相性の良い「D'sガーデン puzzle」
テラス席に設置したい植栽で、おすすめの製品が「D'sガーデン puzzle」です。
ソファと植栽プランターのカラーバリエーションを自由に組み合わせることができ、お店のコンセプトに合う配置が可能です
植栽プランターとソファのパーツに使用している素材は、柔軟性、耐水性に優れた素材のため屋外でも安心して設置できます。
専門スタッフが定期的なメンテナンスをおこなうため、常に美しい状態を維持できます。
洗練されたスタイリッシュなテーブル「ミラテーブル」
環境に優しい人工木のテーブルをお探しの方は、「ミラテーブル」がおすすめです。
ミラテーブルに使われている人工木材「プラスッド」は、天然木の木粉と樹脂でできた環境共生型の木材新素材です。
ミラテーブルと同じラインナップでもある、「ルシアンベンチ」と合わせて配置をすると、統一感の取れた洗練されたデザインになります。
高級感のある照明「ライティングフェイス」
高級感を取り入れたい方は、建材にライトを取り入れた「ライティングフェイス」がおすすめです。
この建材を使用してテラス席を設計すれば、テラス席を空間ごと照らすことが可能です。
スタンドライトだけではなく、おしゃれな照明演出を検討している方は、このような建材を取り入れてお店のレイアウトを検討しましょう。
3.目的別!テラス席で意識すべきこと
お店のコンセプトによって注意すべき点があります。
タイプ別にどのような点に注意すべきかをまとめましたので、参考にしてください。
ハイグレードなお店は高級感のある装飾を意識
高級感を演出するお店であれば、ハイグレードな装飾に意識をしてください。
ハイグレードなソファやテーブルだけでなく、照明にもコストをかけましょう。スペースに余裕があれば、水流をテラス内に取り入れて高級感を演出しましょう。
水を使った演出は高級感を演出するためのアプローチですが、防虫対策等も重要です。導入を検討する際は防虫対策を合わせて検討するようにしてください。
ペット同伴OKならペットファーストで
ペット同伴OKのお店であれば、ペットファーストで必要な設備を検討してください。
ペットファーストでテラス席の設計をすることで、「ワンちゃんのことも考えられたお店」と認められ、愛犬家の集客にもつながります。
さらに、来客時のルールを厳格に決めておくと、お客様同士のトラブルを回避することも可能です。
ペットファーストのテラス席を検討する際は、「レイアウト」と「ルール」を意識してお店作りを検討しましょう。
おすすめの設備
ワンちゃん連れのお客様がテラス席にあると喜ぶ設備がいくつかあります。
ペット同伴のお店を検討している方は、テラス席に以下の設備の導入を検討してください。
ワンちゃん専用水飲み場
お店の外に立水栓を設置できるのであれば、ワンちゃん用の水飲み場の設置をおすすめします。
立水栓を設置する際は、2口蛇口がおすすめです。
リードフック
ワンちゃんのリードをつなげる、リードフックを設置しましょう。リードフックを設置することで、お客様同士のトラブルを回避できます。
テラス席にリードフックが設置されていないお店は、ペット同士のトラブルが多く、飼い主さんも安心して過ごすことができません。テーブルの下や床にリードフックを設置して、安心して利用できる環境を作りましょう。
まとめ
テラス席を設計する際に、どのようなことが必要かについて解説しました。
テラス席を華やかにするためには、コンセプトをあらかじめ設定し、お客様目線で必要な設備を検討することが重要です。テラス席設計のヒントになれば幸いです。
本職は、エンタメクリエイター。
知人のエクステリア界隈の記事執筆を機に、エクステリア界隈に興味を持つ。
現在は、エクステリア系専門誌の記者としても活動中。
展示会が好きです。